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医療コラム

矯正治療と保険適用|対象となる条件・自由診療の費用負担を軽減する方法を解説

  • 公開日:2025年6月4日
  • 更新日:2026年6月11日
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矯正治療の費用と保険適用についての説明イメージ
矯正治療の費用は、医療費控除やデンタルローンで負担を軽減できます

 

「矯正治療って保険適用になるの?」当院でもよくいただくご質問です。結論からお伝えすると、矯正治療の多くは保険適用外(自由診療) ですが、顎変形症など特定の疾患の場合は保険が使える ケースもあります。

本記事では、矯正治療を専門に行う しま歯ならび矯正歯科 が、保険適用の具体的な条件保険適用対象の疾患当院は自由診療をメインに行っている事実医療費控除やデンタルローンを使って費用負担を軽くする方法 まで、わかりやすく整理してお伝えします。

矯正治療と保険適用|基本のルール

なぜ多くの矯正治療は保険適用外なのか

日本の保険診療制度では、「病気の治療」 を対象としており、「審美的な改善」は基本的に対象外です。歯ならびの矯正は、健康保険制度上では 多くの場合、病気ではなく予防・審美の領域 と位置づけられているため、保険が使えません。

自由診療と保険診療の違い

項目 保険診療 自由診療(矯正治療の多く)
対象 病気の治療 歯ならび改善・予防
費用 1〜3割自己負担 全額自己負担
治療法の選択肢 国が認めた範囲内 幅広い装置・治療法から選択可能
医療費控除 対象 矯正の目的により対象になる場合あり

保険適用になる「3つのケース」

矯正治療で保険が使えるのは、以下の 限られたケース に限ります。

① 厚生労働大臣が定める疾患による矯正治療

先天的な疾患特定の症候群 によって歯ならびや噛み合わせに問題がある場合、保険が適用されます。

② 顎変形症(外科手術を伴う矯正治療)

顎の骨そのものに大きな問題がある「顎変形症」 で、外科手術を伴う矯正治療が必要な場合は、保険が適用されます。

  • 術前矯正(手術前の歯並び調整)
  • 外科手術(顎の骨を動かす手術)
  • 術後矯正(手術後の最終調整)

③ 永久歯萌出不全に伴う埋伏歯の開窓術等が必要な場合

特定の条件下で行われる 埋伏歯の開窓術歯の移動を伴う処置 も、保険適用の対象となるケースがあります。

保険適用の対象となる主な疾患(厚生労働省指定)

以下のような 国が定めた疾患 に伴う矯正治療では、保険が適用されます。

  • 唇顎口蓋裂・口唇口蓋裂・口蓋裂
  • 鎖骨頭蓋骨異形成
  • ダウン症候群
  • ゴールデンハー症候群(半側顔面短小症)
  • ターナー症候群
  • その他、厚生労働大臣が定める疾患(指定疾患リスト)

具体的な対象疾患は 約60種類 あり、随時更新されます。詳しくは厚生労働省のページや、対応医療機関でご確認ください。

保険適用矯正には「指定医療機関」が必要

保険適用の矯正治療を受けられる医療機関の条件

保険適用の矯正治療を行うには、医療機関が以下の 国の指定 を受けている必要があります。

  • 指定自立支援医療機関(育成医療・更生医療)
  • 顎口腔機能診断施設

これらの指定は、大学病院や総合病院の歯科口腔外科 が中心で、矯正治療を専門に行う一般的な歯科医院では取得していないことが多いです。

受診の流れ

  1. かかりつけ歯科や矯正歯科で相談
  2. 対象疾患が疑われる場合、指定医療機関を受診
  3. 診断・申請手続き → 保険適用治療開始

当院(しま歯ならび矯正歯科)の矯正治療について

当院は自由診療を専門に行っています

しま歯ならび矯正歯科は、保険適用矯正の指定医療機関ではありません。そのため、当院の矯正治療は すべて自由診療 となります。

多くの矯正歯科医院 も同様に自由診療をメインに対応しており、これは 日本の歯科保険制度上、矯正治療の多くが保険適用の対象外 であるためです。

保険適用矯正が必要な方への対応

顎変形症など、保険適用矯正の必要が疑われる場合 は、患者さまの状況をしっかりお伺いしたうえで、適切な指定医療機関(大学病院・口腔外科 等)をご案内 いたします。当院では無理に治療を勧めることはありません。

自由診療の特徴と当院でできること

治療法の選択肢が幅広い

自由診療では、幅広い装置の選択が可能です

  • ワイヤー矯正(メタル・ホワイト)
  • マウスピース矯正(インビザライン等)
  • 舌側矯正
  • 部分矯正
  • 子どもの矯正(ワイヤー・拡大装置・MFT等)

治療内容や進め方の選択肢が広がる

自由診療では、装置の種類だけでなく、治療の進め方やオプション(補助装置の有無、矯正の範囲など)にも柔軟性 があります。患者さまのご希望や状況に合わせて、選択肢を相談しながら治療計画を組み立てていけます。

治療内容の透明性

治療開始前に、どの装置を使うか、どのくらいの期間・費用がかかるか を含めて、しっかりご説明します。ご納得いただいたうえで治療をスタートします。

医療費控除を活用する|矯正治療の費用負担を税金で軽くする方法

矯正治療の費用は、「歯科医師が治療上必要と判断したもの」 に限り、医療費控除の対象 となります。これは確定申告で申請することで、支払った税金の一部が戻ってくる制度 です。

医療費控除の対象になるケース・ならないケース

対象になるケース:

  • お子さまの矯正治療(発育・成長期に必要と認められる場合は多くが対象)
  • 噛み合わせの改善・発音への影響など、機能的な問題の改善を目的とした矯正
  • 顎関節症の改善を目的とした矯正
  • 顎変形症など、病気の治療を伴う矯正

対象にならないケース:

  • 見た目を整えることのみを目的 とした成人の矯正

ただし、歯科医師の判断 で「機能上必要」と認められれば、成人の矯正治療でも対象になります。当院でも、診断時に医療費控除の対象となるかどうかをご説明いたします。

控除額の計算方法

医療費控除は、1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費の合計額 から計算します。

控除対象額 =(1年間の医療費合計)−(保険金などの補填額)−(10万円 または 年所得の5%のいずれか少ない方)

上記の控除対象額に 所得税率(5〜45%) をかけた金額が、税金から戻ってくる目安です。

計算例(矯正治療費が80万円の場合)

  • 控除対象額:80万円 − 10万円 = 70万円
  • 所得税率10%の場合:70万円 × 10% = 約7万円が還付
  • 所得税率20%の場合:70万円 × 20% = 約14万円が還付
  • さらに 住民税からも軽減 されるため、実質的な負担はもっと下がります

申請方法(確定申告)

  • 翌年の 2月16日〜3月15日 に税務署で確定申告
  • 必要書類:領収書・医療費控除の明細書・源泉徴収票・印鑑
  • e-Tax(電子申告) も利用可能
  • 会社員の方でも、医療費控除のみの申告が可能 です

医療費控除の注意点

  • 治療開始から終了まで 数年にわたる場合は、毎年の支払額で都度申告 が必要
  • デンタルローンを利用した場合も、契約成立時に治療費全額が発生したもの として申告可能
  • 領収書は 5年間保管 することが推奨されます
  • 詳しい税務処理は、税理士・税務署にご相談ください

デンタルローン・分割払いを活用する

高額になりがちな矯正治療費を、月々の支払いに分散 することができます。

デンタルローンとは

矯正治療など歯科治療に使える 専用のローン で、信販会社や銀行が提供しています。

デンタルローンの金利の目安

金融機関や審査結果により異なりますが、おおむね年率5%程度 が一般的です。当院では患者さまの状況に合わせてご案内します。

月々の支払いシミュレーション例(年率5%・60回払いの場合)

  • 矯正費用 60万円 → 月々約 11,300円
  • 矯正費用 80万円 → 月々約 15,100円
  • 矯正費用 100万円 → 月々約 18,900円

※ 金利・支払い回数・お支払い額の正確な計算は、ご利用の金融機関にご確認ください。

その他の支払い方法

  • クレジットカード分割払い
  • 院内分割(医院によって対応)

早期治療で費用負担を抑える

歯ならびのお悩みが軽いうちに治療を始めると、装置の種類や治療の選択肢が広がり、結果的に費用負担を抑えられるケース もあります。お子さまの矯正(Ⅰ期治療)を活用することで、将来の本格矯正の負担を減らせるケースもあります。詳しくはご相談時にご案内します。

当院の費用体系について

具体的な費用体系は、矯正の種類・症状・治療期間 によって異なります。当院では、初診相談(無料) で詳しくご案内し、患者さまにご納得いただいたうえで治療を開始します。

▶ 初診相談のご予約はこちら(無料)

矯正治療費と保険に関するよくある質問(FAQ)

Q. 子供の矯正は保険適用になりますか?

A. 多くの場合、自由診療になります。ただし、唇顎口蓋裂などの先天疾患顎変形症 がある場合は保険適用の対象となります。お子さまの状態によって異なりますので、まずはご相談ください。

Q. インビザライン(マウスピース矯正)は保険適用になりますか?

A. インビザラインを含むマウスピース矯正は、保険適用の対象外(自由診療) です。保険適用矯正では、使用できる装置の種類が限定されています。

Q. 出っ歯や受け口は保険適用になりますか?

A. 多くの出っ歯(上顎前突)・受け口(下顎前突)は自由診療になります。ただし、顎の骨そのものに大きな問題があり、外科手術を伴う治療が必要な「顎変形症」と診断された場合 は、保険適用の対象になります。

Q. 矯正治療の医療費控除はいくら戻ってくる?

A. 所得や治療費によって異なりますが、治療費の数%〜30%程度が戻る ケースが一般的です。所得税・住民税の両方から軽減されるため、実質的な負担減はもう少し大きくなります。詳しくは税理士や税務署にご確認ください。

Q. デンタルローンの金利はどのくらい?

A. 金融機関や審査結果により異なりますが、おおむね年率5%程度 が一般的です。当院では患者さまの状況に合わせてご案内します。

Q. 治療途中で保険適用に切り替えできますか?

A. 基本的にはできません。保険適用の矯正治療は、最初から指定医療機関で診断・申請 を経て始める必要があります。

堺市・鳳駅で矯正治療のご相談なら

しま歯ならび矯正歯科 は、鳳駅徒歩1分の矯正治療専門医院です。自由診療の矯正治療 をご検討の方、保険適用が必要かどうかわからない方 も、まずはお気軽に初診相談(無料)にお越しください。

▶ 矯正後の後戻りはなぜ起こる?原因・予防・対処法

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この記事の監修者

しま歯ならび矯正歯科 院長 島和弘
しま歯ならび矯正歯科
院長 島 和弘

経歴

  • 2011年3月奥羽大学歯学部卒業
  • 2018年4月東北大学病院矯正歯科 医員
  • 2018年8月日本骨代謝学会の1st Authorを受賞
  • 2018年11月日本矯正歯科学会 認定医取得
  • 2022年6月しま歯ならび矯正歯科 開院

資格・所属学会

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