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ドライマウス(口腔乾燥症)とは?原因・症状・治し方・セルフケアを堺市の矯正歯科が解説

ドライマウス(口腔乾燥症)の原因・症状・治し方・セルフケアを解説する図解|堺市の矯正歯科
ドライマウスの原因・症状・セルフケアを解説します

 

「口の中がいつもネバネバする」「夜中にのどが渇いて目が覚める」「口臭が気になるようになった」――そんなお悩みはありませんか。それは、ドライマウス(口腔乾燥症・こうくうかんそうしょう)のサインかもしれません。

ドライマウスは「たかが口の渇き」と軽く見られがちですが、放置するとむし歯・歯周病・口臭のリスクが高まるほか、食事や会話がしづらくなるなど生活の質にも関わります。この記事では、堺市・鳳駅から徒歩1分の矯正治療専門医院「しま歯ならび矯正歯科」が、ドライマウスの原因・症状・受診の目安から、今日からできるセルフケアまで詳しく解説します。

ドライマウス(口腔乾燥症)とは?

ドライマウスとは、唾液(だえき)の分泌量が減ったり、唾液の質が変化したりすることで、口やのどが常に乾燥した状態になることをいいます。健康な状態では1日におよそ1〜1.5リットルもの唾液が分泌されるとされていますが、ドライマウスの方ではその量が大きく減少していることがあります。

唾液が減ると、食べ物が飲み込みにくい、舌がひび割れて痛む、味がわかりにくい、入れ歯が擦れて痛い、強い口臭が出るなど、さまざまな不調につながります。日本では数百万人規模の方が悩んでいるとする推計もあり、特に中高年の女性に多いと言われていますが、若い方やお子さまにも見られる身近な症状です。

こんな症状はありませんか?セルフチェックリスト

まずは、ご自身の今の状態をチェックしてみましょう。次のような項目に当てはまるものはありませんか。

口の乾燥が3か月以上続いている/食べ物が飲み込みにくい/水をよく飲む(手放せない)/口の中がネバネバする/口臭が気になる/むし歯ができやすくなった/口が乾いて夜目が覚める/会話がしにくい/乾いた食品(クラッカーなど)が食べにくい/舌がヒリヒリ・ピリピリする

ひとつでも当てはまる場合は、ドライマウスの可能性があります。複数当てはまる場合や症状が長く続いている場合は、後述する医療機関への相談を検討しましょう。

なお、症状の感じ方には個人差があり、「実際に唾液が減っている場合」と「量は保たれているのに乾燥感がある場合」の両方があるとされています。自己判断で「気のせい」「年のせい」と片づけてしまうと、背景にある病気を見逃したり、むし歯が進んでしまったりすることがあります。チェック項目に当てはまった方は、この先の解説を読みながら、ご自身に当てはまる原因を探してみてください。

唾液の大切な働きを知ろう

「唾液が減るだけで、そんなに困るの?」と思われるかもしれません。実は唾液には、お口と全身の健康を支える多くの働きがあります。

代表的なものだけでも、食べかすや細菌を洗い流す自浄作用、細菌の増殖を抑える抗菌作用、食後に酸性に傾いた口内を中性に戻す緩衝(かんしょう)作用、溶けかけた歯の表面を修復する再石灰化(さいせっかいか)作用、食べ物をまとめて飲み込みやすくする消化・嚥下(えんげ)の補助、粘膜を守る保護作用などが挙げられます。

つまり唾液は、お口の中を24時間守ってくれる「天然の防御システム」なのです。唾液の働きについては「唾液について」の記事でさらに詳しく解説しています。

少し詳しくお話しすると、食事のたびにお口の中は酸性に傾き、歯の表面のミネラルがわずかに溶け出します(脱灰・だっかい)。健康な状態では、唾液が酸を中和し、溶け出したミネラルを歯に戻す再石灰化が起こることで、歯は守られています。唾液が減るということは、この「溶ける→修復する」のバランスが崩れ、修復が追いつかなくなるということ。ドライマウスの方でむし歯が急増しやすいのは、まさにこの仕組みによるものです。

ドライマウスの主な原因①~病気・薬によるもの~

全身の病気が関係するケース

唾液腺(だえきせん)が障害されるシェーグレン症候群は、目や口の乾燥を特徴とする病気で、中高年の女性に多いとされています。また、糖尿病では高血糖による脱水傾向などから口が渇きやすくなることが知られています。腎臓の病気や貧血などが関係する場合もあります。乾燥以外にも気になる症状がある場合は、早めに内科などで相談しましょう。

薬の副作用によるケース

実は、ドライマウスの原因として非常に多いのが薬の副作用です。花粉症などで使う抗ヒスタミン薬、血圧の薬、抗うつ薬、睡眠薬、利尿薬など、口の渇きを副作用にもつ薬は数多くあります。服用中の薬がある方は、自己判断で中止せず、処方した医師・薬剤師に「口が渇く」ことを伝えて相談してください。

ドライマウスの主な原因②~生活・習慣によるもの~

加齢・筋力の低下

年齢とともに唾液腺の機能が低下したり、噛む力や口まわりの筋力が落ちたりすることで、唾液の分泌が減りやすくなります。やわらかい食事ばかりで噛む回数が減ることも、唾液分泌の低下につながるとされています。

ストレス・緊張

緊張すると口がカラカラになった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。唾液の分泌は自律神経にコントロールされており、ストレスや緊張が続くと、サラサラした唾液の分泌が抑えられて口が乾きやすくなります。

口呼吸

口で呼吸する癖があると、せっかく分泌された唾液がどんどん蒸発してしまい、口の中が乾燥します。いびきや睡眠時の開口も同様です。口呼吸は歯ならびとも関わりが深いため、後ほど詳しくお話しします(「口呼吸はなぜダメなのか」もご参照ください)。

そのほかの原因

頭頸部(とうけいぶ)のがんに対する放射線治療で唾液腺の機能が低下した場合や、脱水、過度なダイエットによる栄養不足、アルコールやカフェインのとりすぎなども、口の乾燥の原因になることがあります。原因はひとつとは限らず、複数が重なっているケースも多いため、思い当たる要因を整理して受診時に伝えると、診断の助けになります。

唾液が減っているかを調べる検査

「自分の唾液は本当に少ないのだろうか?」と気になった方のために、医療機関で行われる代表的な検査をご紹介します。

安静時唾液量の測定は、何もしていない状態で一定時間に出る唾液の量を測る検査です。ガムテストは、ガムを10分間噛み続けて出た唾液の量を測る方法で、10ミリリットル以下だと分泌低下が疑われるとされています。サクソンテストは、乾いたガーゼを2分間噛み、ガーゼに吸収された唾液の重さを測る方法です。

いずれも痛みのない簡単な検査です。このほか、血液検査や唾液腺の画像検査などで、背景にある病気を調べることもあります。「乾いている気がする」という感覚だけでは判断が難しいため、気になる方は一度検査を受けてみると安心です。

緊張すると口が渇くのはなぜ?~自律神経と唾液~

唾液の分泌は、自分の意思ではなく自律神経によってコントロールされています。リラックスしているとき(副交感神経が優位のとき)はサラサラした唾液が多く分泌され、緊張やストレスを感じているとき(交感神経が優位のとき)は分泌が抑えられ、ネバネバした唾液になります。

人前で話すときに口がカラカラになるのは、この仕組みによる自然な反応です。しかし、慢性的なストレスや不安が続くと、口の乾燥も慢性化してしまうことがあります。意識的にリラックスする時間をつくる、深呼吸をする、十分な睡眠をとるといったストレスケアも、実はドライマウス対策のひとつなのです。

放置するリスク~むし歯・歯周病・口臭~

唾液の自浄作用・抗菌作用・再石灰化作用が働きにくくなると、お口の環境は大きく悪化します。具体的には、むし歯が急にできやすくなる、歯垢(しこう)がたまりやすくなり歯肉炎・歯周病が進みやすくなる、細菌が増えて口臭が強くなる、口内炎ができやすくなる、味覚が鈍くなるといったリスクが挙げられます。

歯ぐきの腫れや出血が気になる方は「歯肉炎とは?」「歯周病とその対処法とは?」を、繰り返す口内炎にお悩みの方は「口内炎の原因と治し方」もあわせてご覧ください。

口臭との深い関係

「朝起きたときの口臭が気になる」という方は多いのではないでしょうか。睡眠中は誰でも唾液の分泌が減るため、細菌が増えて起床時の口臭は強くなりがちです。ドライマウスの方では、この状態が日中も続くことになります。唾液による洗い流しが減ると、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物(きはつせいいおうかごうぶつ)を作る細菌が増えやすくなるためです。マウスウォッシュで一時的にごまかすだけでは根本解決にならないことも多く、乾燥そのものへの対処が口臭対策の近道になることがあります。

高齢の方では誤嚥性肺炎のリスクも

唾液には食べ物をまとめて飲み込みやすくする働きがあるため、唾液が減ると食べ物や細菌が誤って気管に入りやすくなります。特に高齢の方では、お口の中の細菌が肺に入って起こる誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)のリスクとの関わりが指摘されています。お口のうるおいと清潔を保つことは、全身の健康を守ることにもつながるのです。

【比較表】一時的な口の渇きとドライマウスの違い

誰にでもある「一時的な渇き」と、注意したいドライマウスの違いを表にまとめました。

項目 一時的な口の渇き ドライマウス(口腔乾燥症)
続く期間 水分補給や休息で回復 3か月以上続くことが目安とされる
主なきっかけ 運動・発汗・緊張・飲酒など 病気・薬・加齢・口呼吸など複合的
生活への影響 ほとんどない 食事・会話・睡眠に支障が出ることがある
お口への影響 ほとんどない むし歯・歯周病・口臭・口内炎のリスク上昇
対応 水分補給で様子を見てよい 医療機関への相談を検討

 

何科を受診する?治療の流れ

「ドライマウスかも」と思ったら、まずは歯科・口腔外科、または内科にご相談ください。乾燥の程度や唾液の分泌量の検査、原因となる病気や薬の確認などが行われます。シェーグレン症候群などが疑われる場合は、専門の診療科(リウマチ・膠原病内科など)を紹介されることもあります。

治療の多くは、症状をやわらげる対症療法が中心とされています。保湿剤・人工唾液の使用、唾液の分泌を促す薬の処方、原因となっている薬の調整(処方医との相談のうえ)などが行われます。定期的な通院とあわせて、後述するセルフケアを組み合わせることで、症状の軽減が期待できます。

今日からできるセルフケア①~水分・保湿・うるおい環境~

まずは基本の「うるおい対策」からです。こまめな水分補給を心がけましょう。一度にたくさん飲むより、少量ずつ回数を分けるのがポイントです。糖分の多いジュースやスポーツドリンクを頻繁に飲むとむし歯リスクが高まるため、水やお茶がおすすめです。

市販の口腔保湿剤(ジェル・スプレー・洗口タイプ)を活用するのもよい方法です。特に就寝前の保湿は、唾液分泌が減る睡眠中の乾燥対策として効果的とされています。部屋の加湿、マスクの活用も乾燥をやわらげる助けになります。なお、洗口液を使う場合は、アルコール配合タイプは乾燥を悪化させることがあるためノンアルコールタイプを選びましょう(詳しくは「液体歯磨きとマウスウォッシュの違いとは?」をご覧ください)。

就寝時の乾燥対策

睡眠中は唾液の分泌がもっとも減る時間帯です。「朝起きると口がカラカラ」という方は、就寝時の対策を重点的に行いましょう。寝る前の丁寧な歯みがきのあとに保湿ジェルを塗る、寝室に加湿器を置く(湿度50〜60%が目安)、枕元に水を用意しておく、マスクをして寝る、といった方法が挙げられます。エアコンの風が顔に直接当たらないよう風向きを調整することも意外と効果的です。それでも毎朝ひどく乾いている場合は、睡眠中の口呼吸やいびきが隠れていないか、一度チェックしてみることをおすすめします。

セルフケア②~唾液腺マッサージ~

唾液を出す3つの大きな唾液腺(耳下腺・顎下腺・舌下腺)を優しく刺激するマッサージです。

耳下腺(じかせん):耳たぶの少し前、上の奥歯のあたりを指全体で後ろから前へ円を描くように10回ほどマッサージします。

顎下腺(がっかせん):顎の骨の内側のやわらかい部分を、耳の下から顎の先へ向かって順に5か所ほど、指で優しく押します。

舌下腺(ぜっかせん):顎の先の内側、舌の付け根の真下を、両手の親指でゆっくり10回ほど押し上げます。

食事の前に行うと、唾液が出やすくなり食事もしやすくなるとされています。強く押しすぎず、心地よい程度の力で毎日続けてみましょう。

続けるコツは、生活の中の「決まった場面」とセットにすることです。毎食前、歯みがきのあと、お風呂の中、テレビを見ながらなど、思い出しやすいタイミングを決めておくと習慣になりやすくなります。1回あたりは1〜2分で十分です。即効性を求めず、数週間単位でじっくり続けることが、うるおいを取り戻す近道とされています。

セルフケア③~よく噛む食生活~

唾液は噛む刺激によって分泌が促されます。一口30回を目安によく噛む、歯ごたえのある食材(根菜・きのこ・海藻など)を取り入れる、ガム(シュガーレス)を噛む、といった習慣は、唾液腺への自然なトレーニングになります。

また、酸味のある食べ物(梅干し・レモンなど)は唾液の分泌を促しますが、酸性の食品のとりすぎは歯を溶かす一因にもなるため、ほどほどに取り入れるのがよいでしょう。飲酒や喫煙、カフェインのとりすぎは口の乾燥を悪化させることがあるため、控えめを心がけましょう。よく噛む習慣は歯ならびの発育にも関わります(「生活習慣による歯ならびへの影響」参照)。

セルフケア④~舌・口まわりのトレーニング~

舌や口まわりの筋肉を鍛えることも、唾液の分泌を促し、口を閉じる力を高めるのに役立つとされています。舌を大きく回す「舌回し」、「あー・いー・うー・べー」と大きく口を動かす体操などが手軽でおすすめです。

矯正歯科の分野では、舌の正しい位置と口まわりの筋肉の使い方を身につけるMFT(口腔筋機能療法)というトレーニングがあります。舌の位置は唾液の飲み込みや歯ならびとも深く関わっています。詳しくは「矯正におけるMFTの重要性」「意外と知らない舌の役割について」をご覧ください。

セルフケア⑤~口呼吸から鼻呼吸へ~

口呼吸の癖がある方は、鼻呼吸への切り替えがドライマウス対策の大きなカギになります。日中は「唇を閉じて舌を上顎につける」ことを意識する、鼻づまりがある場合は耳鼻咽喉科で治療する、といった対策から始めましょう。

睡眠中の口呼吸やいびきが気になる方は、睡眠時無呼吸症候群が隠れていることもあります。朝起きたときに口がカラカラに乾いている方は、「睡眠時無呼吸症候群とは?」の記事でセルフチェックしてみてください。

食事の工夫~飲み込みにくいと感じたら~

ドライマウスの方は、パサつく食品(パン・クッキー・ふかしいもなど)が飲み込みにくいと感じることが多いものです。食事をラクにする工夫として、汁物やお茶と一緒に食べる、あんかけやとろみで水分を補う、シチューや煮物などしっとりした調理法を選ぶ、一口を小さくしてよく噛む、といった方法があります。

また、辛すぎるもの・熱すぎるもの・酸味の強すぎるものは、乾燥した粘膜への刺激になることがあるため、症状が強いときは控えめにしましょう。食事の前に唾液腺マッサージをしたり、少量の水で口を湿らせてから食べ始めたりするのも、飲み込みやすさの助けになります。無理をせず、おいしく食べられる工夫を少しずつ取り入れてみてください。

子ども・女性・高齢の方のドライマウス

お子さまの場合、病気よりも口呼吸・お口ポカンによる乾燥が多いとされています。いつも口が開いている、唇が乾いている、朝の口臭が強いといったサインがあれば、鼻呼吸の習慣づけや口まわりのトレーニングを検討しましょう。口呼吸は歯ならびの発育にも影響しうるため、早めの対応が大切です。

女性は、更年期以降にホルモンバランスの変化からドライマウスが増えるとされ、シェーグレン症候群も中高年女性に多い病気です。「年のせい」と我慢せず、症状が続く場合は受診をおすすめします。

高齢の方では、複数の薬の服用・筋力低下・水分摂取不足などが重なりやすく、ドライマウスからむし歯や誤嚥(ごえん)のリスクにつながることもあります。ご家族の口の乾燥にも気を配ってあげてください。

また、妊娠中の方も、ホルモンバランスの変化やつわりによる水分不足などから、口の乾燥やネバつきを感じやすくなることがあります。妊娠中はむし歯・歯肉炎のリスクも高まりやすい時期ですので、無理のない範囲でこまめな水分補給と丁寧なお口のケアを心がけ、気になる症状があれば歯科医院にご相談ください。

唾液を守る生活リズム~睡眠・運動・リラックス~

唾液の分泌は、体全体のコンディションと連動しています。睡眠不足や疲労がたまると自律神経のバランスが乱れ、口の乾燥を感じやすくなることがあります。十分な睡眠時間を確保し、起床・就寝のリズムを整えることは、唾液にとっても大切な土台づくりです。

適度な運動もおすすめです。ウォーキングなどの軽い運動はストレス解消になり、リラックス時に働く副交感神経を整える助けになるとされています。また、入浴で体を温めてゆったり過ごす、趣味の時間をつくる、深呼吸を習慣にするなど、自分なりのリラックス法を持つことも、サラサラした唾液の分泌を支えます。

「口の乾燥対策」と聞くと口の中だけのケアを思い浮かべがちですが、実は生活全体を整えることが、うるおいのあるお口への近道なのです。

矯正治療中の口の乾燥対策

矯正治療中は、装置の影響で口元が閉じにくくなったり、口内が乾燥しやすく感じたりすることがあります。ワイヤー矯正では唇が閉じづらく感じる時期があり、マウスピース型矯正装置(インビザライン等)では装置が歯面を覆うため、唾液が歯に行き渡りにくくなります。

乾燥した状態はむし歯リスクを高めるため、矯正中こそ、こまめな水分補給・保湿と丁寧な歯みがきを心がけましょう(「歯の磨き方について」参照)。マウスピース型矯正装置を装着する際は、飲食後に歯みがきをしてから着けることが基本です(当院の「マウスピース型矯正装置」ページ参照)。

当院の考え方~歯ならびと口呼吸・唾液の関係~

しま歯ならび矯正歯科は、堺市・鳳駅徒歩1分の矯正治療専門医院です。ドライマウスの背景にある「口呼吸」や「舌の位置」は、歯ならびと深く関わっています。歯ならびや顎の形によって口が閉じにくいケースでは、矯正治療によって口を閉じやすい環境を整えることが、鼻呼吸の習慣づけの助けになることが期待できます(呼吸と矯正の関わりは「睡眠と呼吸と歯科矯正の深い関係」参照)。

実際、矯正のご相談にいらした方から「口が乾きやすい」「朝起きると口がカラカラ」というお悩みを伺うことは少なくありません。歯ならび・口の閉じやすさ・呼吸の仕方をトータルで確認すると、乾燥の一因が見えてくることがあります。

当院では3Dスキャンと歯科用CTでお口を立体的に把握し、3Dセットアップ模型で「動いたあとの歯ならび」を治療前にご確認いただけます。「口が閉じにくい」「いつも口が開いていると言われる」「子どものお口ポカンが気になる」という方は、お気軽に無料の初診相談をご利用ください。

よくある質問(FAQ)

Q1. ドライマウスは何科を受診すればいいですか?

A. まずは歯科・口腔外科または内科にご相談ください。原因に応じて専門の診療科を紹介されることもあります。

Q2. ドライマウスは治りますか?

A. 原因によります。薬の副作用が原因なら処方の調整で改善することがありますし、口呼吸が原因なら習慣の改善が期待できます。多くは対症療法とセルフケアの組み合わせで症状の軽減を目指します。

Q3. 水をたくさん飲めば治りますか?

A. 水分補給は大切ですが、飲みすぎても唾液の分泌自体が増えるわけではありません。こまめな補給と、唾液腺マッサージやよく噛む習慣などを組み合わせるのが効果的とされています。

Q4. 口臭とドライマウスは関係ありますか?

A. 大いに関係します。唾液が減ると細菌が増えやすくなり、口臭の原因物質が作られやすくなります。口臭対策の第一歩として、乾燥への対処が有効なことがあります。

Q5. ガムを噛むのは効果がありますか?

A. 噛む刺激は唾液の分泌を促すため、シュガーレスガムを活用するのはよい方法とされています。むし歯予防の観点から、砂糖入りのガムやアメの常用は避けましょう。

Q6. 市販の保湿剤はどう選べばいいですか?

A. ジェル・スプレー・洗口タイプなどがあります。就寝前にはジェル、外出先ではスプレーなど、場面で使い分けると続けやすいでしょう。迷ったら歯科医院や薬局でご相談ください。

Q7. 子どもの口の乾燥も受診が必要ですか?

A. お子さまでは口呼吸によるものが多いとされます。鼻づまりがあれば耳鼻咽喉科へ、お口ポカンや歯ならびが気になる場合は矯正歯科にもご相談ください。

Q8. 薬をやめれば治りますか?

A. 自己判断での中止は絶対に避けてください。口の渇きが気になる場合は、処方した医師や薬剤師に相談し、必要に応じて調整してもらいましょう。

Q9. 矯正中に口が乾きやすいのですが大丈夫ですか?

A. 装置に慣れるまで口元が閉じにくく、乾燥を感じやすいことがあります。こまめな水分補給と保湿、丁寧な歯みがきで対策しつつ、気になる場合は担当医にご相談ください。

Q10. ドライマウスを放置するとどうなりますか?

A. むし歯・歯周病・口臭・口内炎のリスクが高まるほか、食事や会話のしづらさから生活の質が下がることもあります。症状が続く場合は早めの受診をおすすめします。

Q11. コーヒーやお酒は控えたほうがいいですか?

A. カフェインには利尿作用が、アルコールには脱水を招く作用があり、どちらも口の乾燥を悪化させることがあります。完全にやめる必要はありませんが、症状が気になる時期は控えめにし、水やお茶での水分補給を意識しましょう。

Q12. ドライマウスの治療に保険は使えますか?

A. 症状や原因、行われる検査・治療の内容によって扱いが異なります。受診される医療機関で事前にご確認いただくと安心です。

まとめ~うるおいはお口の健康の土台~

ドライマウス(口腔乾燥症)は、唾液の分泌が減ることで口が乾き、むし歯・歯周病・口臭などのリスクを高める身近な症状です。原因は病気・薬・加齢・ストレス・口呼吸などさまざまで、症状が3か月以上続く場合は歯科・口腔外科や内科への相談が目安とされています。

一方で、こまめな水分補給と保湿、唾液腺マッサージ、よく噛む食生活、舌・口まわりのトレーニング、鼻呼吸への切り替えなど、今日から始められるセルフケアもたくさんあります。唾液という「天然の防御システム」を守ることは、お口と全身の健康を守ることにつながります。できることから、少しずつ始めてみましょう。

そして、口の乾燥の背景に「口呼吸」や「口が閉じにくい歯ならび」が隠れているケースでは、お口の環境そのものを見直すことが根本的な対策につながることもあります。乾燥・口臭・歯ならびと、お口の悩みはつながっています。ひとりで抱え込まず、私たち専門家を頼ってくださいね。

 


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しま歯ならび矯正歯科は、鳳駅徒歩1分の矯正治療専門医院です。急速拡大装置・拡大床・MSEの3つすべてに対応し、3Dスキャン+歯科用CTによる精密な診断と、3Dセットアップ模型による「治療後の歯ならび」の見える化で、お子さまから大人の方まで安心して治療に取り組んでいただけます。

「口が閉じにくい」「子どものお口ポカンが気になる」「口呼吸と歯ならびをまとめて相談したい」という方は、まずはお気軽にご相談ください。

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参考文献・出典

・厚生労働省 e-ヘルスネット「唾液分泌」「口臭の治療と予防」

・日本歯科医師会 テーマパーク8020「ドライマウス」「唾液の力」

・日本口腔外科学会「口腔乾燥症(ドライマウス)」

・難病情報センター「シェーグレン症候群」

・日本口腔ケア学会 関連資料

この記事の監修者

しま歯ならび矯正歯科 院長 島和弘
しま歯ならび矯正歯科
院長 島 和弘

経歴

  • 2011年3月奥羽大学歯学部卒業
  • 2018年4月東北大学病院矯正歯科 医員
  • 2018年8月日本骨代謝学会の1st Authorを受賞
  • 2018年11月日本矯正歯科学会 認定医取得
  • 2022年6月しま歯ならび矯正歯科 開院

資格・所属学会

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