顔貌写真から分かること~エステティックラインとは?~
こんにちは、しま歯ならび矯正歯科です🪥
長いマスク生活でしたが、マスク着用が個人の判断に委ねられるようになって、以前のような生活は戻ってくるのでしょうか。今まであまり見る機会がなかった友達の顔も、見る機会が増えるかもしれませんね🌸
という訳で本日は、矯正治療における「顔貌」についてお話ししようと思います!
矯正治療開始前に行う精密検査では、安静時とスマイル時の顔の写真を正面、斜め45度、真横からそれぞれ撮影しています。なぜ矯正治療において、顔貌の写真が必要になってくるのでしょうか?それは、顔貌の写真から、以下のように様々なことが分かるからなのです。一緒に確認していってみましょう🚩
★顔貌写真から分かること★
🌝正面:本人が認識する自身の顔
・顔の左右の対称性
・顔の中央から外側にかけての鼻や口などのバランス
・目や鼻や口、顎の垂直的なバランス
・顔の輪郭
・口まわりの筋肉の緊張状態
・顔面の正中と上下前歯の正中との関係
🌝斜め45度(斜位):他人が認識する顔に近い
正面と側面で観察される特徴を総合的に把握。正面や側面よりも立体的に顔貌を判断できる。
🌝側面:前歯の傾斜程度や上下の顎の前後的位置関係などが分かりやすい
・側貌型の分類
額部分と上唇の付け根あたり、下顎の下方部分を結んだ線で評価します。
前突型 convex facial type →下顎より上顎が前に出ているタイプ
直線型 straight facial type →ほとんど一直線のタイプで、審美的に良いとされる。
陥凹型 concave facial type →上顎より下顎が前に出ているタイプ
・口もとの審美性の評価
エステティックライン(Esthetic line : E-line)
鼻先と下顎の先を結んだ線のことをいい、横顔のバランスを評価する方法として使用されます。
報告はさまざまありますが、上唇はE-lineと一致し下唇はE-lineよりやや前方にある位置がバランスのとれた位置であると言われています。
簡単な確認方法としては、人差し指を鼻の先と下顎の先にあてて、人差し指に唇があたらないか軽く触れるくらいであれば理想的と言えます。あくまでも1つの評価基準ではありますが、気になる方は試してみてください。
🌝スマイル時:
スマイル時の顔貌写真では、笑った時の歯や歯茎の見え具合やスマイルラインなどの診査を行います。
・スマイルライン
笑った時に見える上の前歯の先端を結んだ線のことをいい、下唇の外側の乾いている部分と内側の湿っている部分の境界線(ドライ-ウェットライン)に沿っているのが理想とされています。
唇の高さや笑った時に見える歯肉の範囲は個人差があり、以下のように分類されています。
ロースマイル→笑った時に上の歯が75%未満しか見えない
アベレージスマイル→上の前歯が75-100%見える
ハイスマイル→歯肉が過剰に見える。談笑時に3mm以上の歯肉が露出する場合は、ガミースマイルと呼ばれる。
このように顔貌写真からさまざまなことを診査させていただき、治療計画に役立てています。
気になることがあればお気軽にご相談ください🦷
当院のホームページはコチラ↓
【公式】しま歯ならび矯正歯科|堺市の矯正歯科 (shima-ortho-clinic.com)
予約フォームはコチラ↓