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医療コラム

急速拡大装置について|【公式】しま歯ならび矯正歯科|堺市西区鳳駅の矯正歯科

急速拡大装置について

大分暑くなってきました🍉しま歯ならび矯正歯科のKです。

初診相談と精密検査が終わった患者さんの中には、本格的な矯正装置がお口の中に入った方もいらっしゃるかと思います。皆さん初めての事で不安なことも多いかと思いますが、一緒に頑張っていきましょう!私たちも精一杯サポートさせていただきますので、不安なことは遠慮なくご相談ください(^^)

というわけで、本日はすでに装着されている方も多い矯正装置、“急速拡大装置”についてお話ししたいと思います。

 

どのような装置?

上あごの中央に拡大ねじを設置し、奥歯に金属のわっかのようなもの(バンド)つけて固定する装置です。固定式の装置のため、ご自身で取り出すことはありません。

上あごは左右2枚の骨がくっつくことによってできていますが、成長期のお子さんはまだ完全にはくっついていない状態のため、この装置を使って大きな力を加えると左右の骨の間を広げることが可能です。広がった左右の骨と骨の隙間は、骨が新生され上あご全体が拡大されます。

 

適応は?

8~15歳が最適とされていますが、成長スピードには個人差があるため精密検査や診断が必要になります。

上あごが狭いことが原因で、歯がならぶスペースが不足していたり奥歯のかみ合わせがすれ違ってしまったりしている場合に適応されます。

 

使用方法は?

スクリューキー(青いネジ)を装置のねじ穴に挿入し、前方(前歯側)から後方(奥歯側)に拡大ねじを回転させます。拡大は1日1回とし、忘れたとしても1日2回以上回さないようにお願いします。回転の程度は患者さんによって異なりますが、90°回転させると0.2~0.25mm拡大されます。

保護者の方にはこの拡大ねじを回していただくようご協力いただいております。もちろん、回し方については当院で何度か練習していただいてからのスタートになりますのでご安心ください。スクリューキーがお口の中に落下してしまわないように、ひもを結ぶなどされますと安全にご使用いただけます。また、金属部分や拡大ねじ部分に汚れが付きやすくなるため、仕上げ磨きもしていただくようサポートをお願いいたします。

使用期間は?

約9~12か月です(状態によって変化します)。装置使用中は月1回ご来院いただき、使用方法や拡大量のチェックなどを行います。

 

注意事項は?

・拡大ねじを回す回数は必ず1日1回としてください。

・拡大時は少し痛みを伴いますが、2日程度でだいたいは落ち着きます。2日以上痛みが続く場合や装

    置が粘膜に触って痛みがある場合は遠慮なくご来院ください。

・拡大していくと上の前歯に隙間ができますが、自然と閉じてきますので様子を見てください。

・ガムやキャラメルなど粘着性のある食べ物は装置脱落の原因になりますのでお控えください。

・装置が外れてしまった場合は、無理に外そうとせず元の位置に戻して早めにご来院ください。

 

急速拡大装置についてお分かりいただけたでしょうか。

引き続き矯正治療頑張っていきましょう🚩

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