乳歯から永久歯の位置関係を予測~ターミナルプレーンとは?~
- 2023年9月18日
- 矯正歯科
こんにちは、しま歯ならび矯正歯科です🌞
熱中症になってしまったとお聞きすることが昨年よりも多い気がしますが、皆さん水分補給はしっかり行っていますか?寝ている間にも知らない間に水分が失われるので、寝る前の水分補給も忘れずに行いましょう💤もちろん、歯磨きや取り外し式の矯正装置の装着もお忘れなく!
さて、今回は乳歯の時期において、永久歯の位置関係を予測したり、骨格的な上下顎の位置関係を判断したりする際の参考ともなる「ターミナルプレーン」についてお話ししようと思います。お子さんの初診相談でご来院された時も、お口の中を拝見させていただいてターミナルプレーンを確認させていただいておりますので是非読んでいただけると幸いです😊
ターミナルプレーンは乳歯の奥歯の噛み合わせの状態によって、以下の3つのタイプに分類されます。
①垂直型 vertical step type(下図A)
上下の乳歯の奥歯が同じ位置に噛み合っている状態です。
垂直型は、今後生えてくる第一大臼歯(6歳臼歯)が正常な噛み合わせになる場合が多いです。
②近心階段型 mesial step type(下図B)
下の乳歯の奥歯が上の乳歯の奥歯より前方に噛み合っている状態です。
その後の顎の成長などが適切であれば、今後生えてくる第一大臼歯(6歳臼歯)が正常な噛み合わせになる場合がありますが、下顎第一大臼歯(下の6歳臼歯)が上顎第一大臼歯(上の6歳臼歯)に対して正常より前方に位置する状態になる危険性が垂直型よりも高いです。
③遠心階段型 distal step type(下図C)
下の乳歯の奥歯が上の乳歯の奥歯より後方に噛み合っている状態です。
今後生えてくる下顎第一大臼歯(下の6歳臼歯)が上顎第一大臼歯(上の6歳臼歯)に対して正常より後方に位置する状態に移行する可能性が高いです。
歯科矯正学第5版より
このように、乳歯の時から永久歯の噛み合わせを予測することが出来るんですね😲お口の中を拝見させていただくことで、他にもいろいろな問題点を抽出して、初診相談にて解説させていただいております📝成長期を効果的に利用した矯正治療は子どもの時期に限られますので、少しでも気になった際には遠慮なくご相談ください📞
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