ワイヤー矯正の流れ
- 2025年1月25日
- お知らせ
ワイヤー矯正の流れ:歯並び改善へのステップ
ワイヤー矯正は、歯ならびや噛み合わせの問題を改善するために広く使用されている治療方法です。
このブログでは、ワイヤー矯正を始める前から治療終了まで、実際の流れを詳しく解説します✍
矯正治療を検討している方にとって、治療の流れを理解することは重要です🐰
それでは、ワイヤー矯正の治療のステップを見ていきましょう。
1. 初診・相談
1-1. 初診の目的
ワイヤー矯正を始めるには、まず歯科医院での問診を受ける必要があります。
この初診で歯科医師は、患者さんの歯ならびや噛み合わせの状態をチェックします。
また、矯正治療を受ける目的や希望を聞き、適切な治療計画を立てるための第一歩を踏み出します🙎
1-2. 精密検査
初診後当院で治療を開始したいとご希望があれば次により詳しくデータをとっていく”精密検査”を進めていきます🤖
ここでは歯ならびを把握するためのレントゲン写真や、口腔内写真、顔写真を撮影します。
当院では鼻呼吸流量計を用いて鼻腔の通気度を測ります。特に小児矯正であれば使用する装置を
鼻呼吸データによって変更することもあるためをこれらの情報は治療を進める上で非常に重要です🌞
また、矯正治療を行う際には歯の健康状態も重要なポイントです✍
虫歯や歯周病がある場合は、矯正治療を開始する前にその治療を優先するようにお話ししています🧐🦷
2. 矯正治療のプランニング
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2-1. 矯正治療の診断
歯科医師は、精密検査で得た情報をもとに患者さんの歯ならびや噛み合わせの問題を診断します。
ワイヤー矯正が適切な治療方法であるかどうか、抜歯が必要かどうか、アンカースクリューを埋入すべきかどうかも
ここで判断されます。診断には、患者さんの年齢や口腔内の状態、治療後の理想的な歯ならびをどうするかという目標が含まれます😊
🌟アンカースクリューについてはコチラのコラムをご覧ください↓
アンカースクリューについて|【公式】しま歯ならび矯正歯科|堺市西区鳳駅の矯正歯科
2-2. 治療計画の作成
治療計画は、矯正治療の詳細なスケジュールや方法を示すものです。具体的には、以下の要素が含まれます🐼
- 使用する装置の種類
- 治療の期間
- 治療後の維持方法(リテーナーなど)
- 治療の進捗や予想される期間
また、治療に関して注意すべき点や患者さんが理解しておくべきリスクについても説明されます。
ワイヤー矯正の場合、治療が長期間にわたることが多いため、患者さんのライフスタイルに合わせたスケジュールが大切です😳
3. 治療開始前の準備
3-1. 歯のクリーニング
ワイヤー矯正を始める前に、歯のクリーニングを行います。
これにより、虫歯や歯石が取り除かれ矯正治療中に口内の健康を保つことができます。
クリーニングは、矯正治療の成功に重要なステップです👆
3-2. 印象採取
矯正治療を開始する前に、歯の型を取る必要があります。
この型取りは、治療前と比べてどう変わったか治療開始前の模型と見比べたり
患者様にも視覚的にわかりやすくどこがどう変わったかをご説明するときに役立ちます◎
最近では型取り時の患者様負担を減らすために、光学スキャナーを用いて型取りをすることも多いです🙆
4. ワイヤー矯正装置の装着
精密検査→診断と始まり、いよいよワイヤー装着を開始していきます🤓
4-1. ブラケットの装着
ワイヤー矯正の主要な装置である「ブラケット」は、歯に取り付けられる小さな金属やセラミックの装置です。
当院では少しでも目立たせないよう前歯部には透明のブラケットを使用しています🐰
ブラケットは歯の表面に接着剤で固定され、各歯にワイヤーを通すための基盤となります。
ブラケットの装着は、当院では1時間弱ほどお時間をいただき位置や角度を慎重に見極めて接着していきます。
ブラケットの装着自体は痛みを伴うことはありません🙆
装置が歯に固定されると、治療の第一歩が完了です🌟
4-2. ワイヤーの取り付け
ブラケットに通す「ワイヤー」は、矯正治療の中で歯を動かすための主要な役割を果たします。
ワイヤーは、歯の位置を徐々に調整するために少しずつ力を加えていきます。
歯に力が加わる=痛みがでてくる ためワイヤーを入れた段階から痛みが出てくる方も多いかと思われます🥶
(痛みは2日~1週間もすれば引いてきますのでご安心くださいね♪)
このワイヤーは、治療の進行に応じて何度も交換され、徐々に強度を増していきます🔥
5. 定期的な通院と調整
5-1. 定期的な通院
ワイヤー矯正は、定期的な通院が必要です。最初の治療から当院では1か月後に、患者さんは最初の調整のために歯科医院を訪れます。
その後も1か月ごとに通院し、装置の調整を行います。通院時には、ワイヤーの締め直しや、ブラケットの調整
必要に応じてゴムの交換などが行われます。
5-2. 調整と進捗の確認
矯正治療中は、歯並びの進捗を定期的にチェックします。歯科医師は、治療計画に基づき歯の動きを確認し
必要に応じてワイヤーの強さを調整します。また、歯の位置が順調に動いているかを確認し治療の進捗を患者さんと共有します✍
ワイヤー矯正中は、歯の痛みや違和感が生じることがありますが、これは矯正装置によって歯に力が加わっているためです。
通常、数日以内に痛みは和らぎます。
6. 治療の終了とリテーナーの使用
6-1. 治療終了
患者様の納得する歯ならび、噛み合わせまで到達したらこの時点で、歯科医師は最終的な検査を行い最終確認を行います。
この検査は、治療の成果を確認するために非常に重要です。
歯ならびが適切な位置に整っていることを確認した後、矯正装置(ワイヤーとブラケット)は取り外されます。
治療の終了時には、以下のようなポイントがチェックされます:
- 歯の位置: 目標通りに歯が並んでいるか。
- 噛み合わせ: 上下の歯が正しく噛み合っているか。
- 歯の動き: 途中で生じた可能性のある歯の移動や不整合がないか。
最終的な検査において問題がなければ、治療は終了し次のステップに進むことになります🦷
6-2. リテーナーの使用
治療が終了した後、歯はまだ完全に安定していない状態です。矯正装置を取り外した後、歯が元の位置に戻ってしまう可能性があります。
このため、治療後に「リテーナー」を使用することが非常に重要です。
リテーナーは歯ならびを安定させ治療の成果を長期間維持するための装置です。
リテーナーの使用期間は、個々の患者様の状態や治療内容により異なりますが、通常は数ヶ月から1年以上の期間にわたって
使用することが推奨されます。以下に、リテーナーの種類と使用方法、そして重要な注意点を詳しく説明します🤓
1. リテーナーの種類
リテーナーには主に二種類のタイプがあります。患者様の状態や治療方針によって、歯科医師が最適なタイプを選びます。
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取り外し可能なリテーナー
最も一般的なリテーナーは取り外し可能なタイプで、プラスチック製や金属製のものがあります。このリテーナーは、食事や歯磨きの際に取り外し、寝るときに再度装着します。取り外し可能なリテーナーは、食事の際に不便を感じないことが特徴ですが、使用時間を守らないと歯が後戻りするリスクがあります。 -
固定式リテーナー
固定式リテーナーは、歯の裏側に金属のワイヤーを装着して固定するタイプです。これは歯科医師が直接歯に取り付けるもので、取り外すことができません。固定式リテーナーは、取り外しを忘れることがないため、安定した効果を得やすいですが、最初は少し違和感を感じることがあります。特に歯磨きの際に注意が必要です。
2. リテーナーの使用方法
リテーナーは、治療後の歯並びを維持するために、治療が終了した後も継続的に使用する必要があります。
取り外し可能なリテーナーの場合、使用時間は通常1日約20~22時間が推奨されます。
日中は仕事や学校に合わせて装着し、寝るときも装着することが重要です。
固定式リテーナーの場合は、基本的に取り外しの必要はありませんが、歯科医師による定期的なチェックが必要です。
3. リテーナー使用期間の目安
リテーナーの使用期間は患者によって異なりますが、通常は治療終了後最初の6ヶ月から1年は
毎日一定の時間装着することが求められます。その後、使用頻度を徐々に減らしていき最終的には夜間のみ使用する場合もあります。
しかし使用を中止するタイミングについては、必ず歯科医師の指示を受けて判断することが大切です。
4. リテーナーのメンテナンスとケア
リテーナーは清潔に保つことが重要です。取り外し可能なリテーナーは、食事の後や就寝前に毎回取り外して
ぬるま湯で優しく洗浄しましょう。また、リテーナーを置く際にはケースに入れて保管し、破損を防ぎます。
固定式リテーナーの場合は、歯磨きの際に注意して清掃を行い特にワイヤーの部分に食べかすが残らないようにします。
歯ブラシを使って、ワイヤーの周りや歯の表面を優しく磨くことが求められます。
まとめ
ワイヤー矯正の治療は、初診から治療終了後のリテーナー使用まで、細かいステップを経て行われます。
治療の進行は個々の患者さんによって異なりますが、しっかりとした計画と定期的な調整によって、理想的な歯ならびを実現できます。
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