矯正治療をするのに抜歯は必要?不必要?
はじめまして!2022年6月1日に鳳駅前に開院させて頂いたしま歯ならび矯正歯科院長の島和弘と申します。皆様の歯ならび治療に精一杯頑張らせていただく所存です。宜しくお願い致します。
今後、当院のブログでは矯正歯科治療において患者様が気になるあれこれについてご説明させていただければと思います。
今回は「矯正治療をするのに抜歯は必要?不必要?」というテーマでお話させて頂きます。
矯正治療をするにあたって患者様の頭を悩ませるのが「抜歯」だと思います。
開院して間もない当院でも、ご相談にいらっしゃる患者様によくご相談を受けます。
結論から申し上げると私は、患者様の「ご要望」と「治療内容」によっては必要、と考えています。
では「ご要望」とは何なのか?
それは横から見た際の口元をどうしたいか?や口を閉じられるようになりたいでしょうか?という点なのです。
・口元が出っ張っている感じがするのを治したい。
・出っ歯で口が閉じられないので閉じられるようにしたい。
・いつも口が開いていると指摘される。
など横顔の見え方や機能的に問題がある方は(分析結果にもよりますが)抜歯をご提案させていただく場合が多いです。
また、「治療内容」に関しましては、
・受け口で前歯が逆に噛んでいるのを治したい。
・元々歯が大きい、または顎が小さいなどの理由で重度の叢生(ガタガタ)があって歯を抜かないと歯がならべきれない。
という場合も抜歯をご提案させて頂きます。
他にもお口の中の様々な状況にもよりますので一概にこうということはできないのですが、
患者様に合わせた詳細はカウンセリングに来て頂いた際にお話させて頂きます。
当たり前のこと言うようなのですが、歯は顎の骨の範囲内でしか動くことができません。
言い方を変えると、顎の骨の許容量を超える状態は歯を抜いてならべるしかない、とも表現できます。
我々歯科医師は可能な限り患者様の歯を残し、良い状態で過ごしていただくことが目標ですので、矯正歯科治療でも出来る限り抜歯はしないで済むように検討いたします。
しかし、歯を抜いた方がより良い状態を獲得できる場合は抜歯も含めた包括的治療をご提案させて頂きます。
当院では、カウンセリングを重視しています。上記の、矯正治療における抜歯の提案もあくまで「提案」です。カウンセリングでご希望をうかがい、患者様と話し合って治療方針を決めていきます。決して治療方針を押し付けるようなことはしませんのでご安心してご相談にいらっしゃって下さい。
しま歯ならび矯正歯科 院長 島和弘