開咬
open bite
開咬
open bite
上下の歯を最も緊密に噛み合わせた時、上下の歯が複数本にわたって噛み合っていない状態をいいます。
前歯が噛み合っていないという状態が多くみられますが、奥歯が噛み合っていない状態の場合もあります。
原因は以下のものが考えられますが、細かい分析とカウンセリングでどの要因による発症なのか見極める必要があります。
歯ならびと関係のある癖はさまざまありますが、特に開咬と関係のある癖についてお話しします。
指しゃぶりが続くことにより、指を加えている部分の歯が傾斜してしまい、上下の歯と歯の間に隙間があくことで開咬が誘発されます。指しゃぶりは1−2歳がピークで3歳を過ぎるとだんだん減少していきますが、なかなかやめられない方もいます。指しゃぶりをやめると、開咬が自然に改善されることが多いです。
①舌の先が下の前歯の裏側にある
②舌の先が上の歯と下の歯の間にある
③舌の先が上の前歯の裏側にある
上の前歯裏側にある「スポット」と呼ばれる位置に舌の先がおさまっており、舌全体が少し持ち上げられた状態が理想的と言われています。
舌がスポットの位置になく、①や②のように舌が本来より低い位置にある状態を低位舌と言います。
舌癖があると舌を持ち上げる筋力が発達しないため、上下前歯の間や下の前歯の裏側に舌の先がおさまってしまい開咬になりやすくなります。
唇を噛んだり、吸引したりする癖のことを咬唇癖といいます。下唇を噛む癖があると、上の前歯が外側に力を受けやすくなることで上の前歯がより突出しやすく、開咬の程度が悪化することがあります。
上記のような癖は、ご家族や周りの人が気づいて本人に指摘してもなかなかやめられなかったり、無意識でしてしまったりすることもあります。
当院では、以下のようなアプローチで、歯ならびだけでなくお口の機能も整えられるような治療を行っております。気になる症状がありましたら、遠慮なくご相談ください。
主な治療方法