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歯科と食育

歯科と食育|堺市で矯正歯科を行う、しま歯ならび矯正歯科

こんな症状ありませんか?

  • 先天性歯(出産歯)がある
  • 詳細

    何らかの原因で平均的な時期よりも非常に早く生えてきた歯のことを先天性歯(出産歯)といいます。生後1ヶ月以内に生えてきた歯は新生児歯ともいいます。
    原因は不明で、生えてきた歯は本来生えてくる予定の乳歯であることがほとんどですが、稀に過剰歯である場合もあります。早く生えてきた歯が哺乳時に舌にあたって傷が出来ることもあります。

  • 唇や顎の形に異常がある
  • 舌小帯に異常がある
  • 授乳時間が長すぎる、または短すぎる
  • 哺乳量・授乳回数が多すぎる、少なすぎる、またはムラがあるなど

歯科と食育(0から6か月)

ミルクを飲む赤ちゃん
  1. 栄養

    この時期はまだ歯が生えていないお子さんがほとんどです。しかし、哺乳の仕方や抱っこの姿勢などは、後にお口の機能に影響を及ぼす可能性があるため、この時期から注意が必要です。産院での指導をしっかり守りましょう。

    ★ラッチオンってなに?赤ちゃんが乳首に吸い付くタイミングに合わせて、上手に乳首を赤ちゃんの口に含ませることで授乳をスムーズに開始させることをラッチオンといいます。

    ★カウプ指数ってなに?身体の発育を栄養面から評価する方法で、幼児期以下の体格の評価に用いる指数です。
    カウプ指数=[体重(g)/身長(cm)2]×10
    判定基準は年齢により異なるため以下のようになりますが、おおよその目安になります。

    22以上:肥満
    19-22未満:肥満傾向
    15-19:正常範囲
    13-15:やせぎみ
    10-13:やせ
  2. 噛み合わせや姿勢
    授乳方法が舌の動きや上顎の広さに影響を与える場合もあります。しっかりと赤ちゃんの口で乳首をくわえさせて授乳を行うようにしましょう。このことで口腔周囲筋が刺激され、首や身体の筋肉を鍛えることができます。
    赤ちゃんは生後6か月までの間に大きく成長するので、この時期にお口をきちんと機能させることがその後の発達に影響を与えます。

    ★赤ちゃんの成長★・身長
    赤ちゃんの身長増加の最初のピークは、お腹の中にいる時期(胎生期)にありますが、生まれてからも速い成長速度は継続します。乳幼児期の急激な成長を第一次成長スパートといいます。
    ・体重
    新生児は出生後数日間に体重が減少します(生理的体重減少といいます)が、その後生後6か月までに体重はほぼ2倍に変化します。

お口の機能の発達(0から6か月)

  1. 吸綴の発達吸綴とは、口からの吸引により乳汁を摂取する摂食行動をいいます。

    ・胎生期お口の機能の中でも特に、生まれてすぐ哺乳するために必要な反射は胎児の間にすでに獲得していることが分かっています。口を開けたり、唇を動かしたり、指を吸う行動、吸綴運動も赤ちゃんがお腹にいる頃から始まっています。
    ・新生児から乳児期吸綴に適したお口の中の形が認められます。

    吸綴窩:
    上顎の中央部のくぼみが特に深くなっており、吸綴中の乳首を安定させることに役立っていると考えられています。

    吸綴窩

    Bichatの脂肪床:
    お口の中の頬っぺた側は粘膜に厚みがあり、吸綴時に唇や舌、上顎とともにお口の中を陰圧にするために都合の良い形態となっています。

    ①哺乳反射新生児期から乳児期にかけて、吸綴に関わるさまざまな反射が認められます。

    口唇探索反射(追いかけ反射)
    rooting reflex:
    赤ちゃんの口まわりを刺激すると、刺激を受けた方へ顔を向け探すような動きをする

    口唇反射(捕捉反射)
    lip reflex:
    唇を刺激すると上下の唇を丸めて前方に突き出し乳首をくわえるように唇を開けたり閉めたりする

    吸綴反射
    sucking reflex:
    乳首などが口の中に入ると、唇や舌で乳首をとらえてリズムよく吸綴を始める

    嚥下反射
    swallowing reflex:
    吸綴で口の中に取り込まれた乳汁は反射的に嚥下される

    ②吸綴運動1回の吸綴運動は以下のような順序で進みます。

    舌の前方部が持ち上げられる→舌中央部が盛り上がって乳首を根本から先端にむかって絞るように移動する→舌後方部が急速に下降する

    舌の下降時にお口の中は陰圧になり乳汁が出てきて嚥下が生じます。

  2. 咀嚼の発達赤ちゃんは一定期間の吸綴を経て固形食の咀嚼へと移行しますが、この時期を離乳期といいます。
    離乳期が始まる時期は個人差がありますが、舌突出反射(固形物を口に入れると口の外へ排除しようとする反射)が消失する生後5か月ごろといわれています。

離乳食を食べる子供
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