矯正のゴールとは③
夏が終わりに近づいて日が短くなってきましたね。
何歳になっても夏の終わりは物悲しい気持ちになりますね。😭
私の時代は夏の終わりの歌といえば少年時代でしたが、今はフジファブリックの「若者のすべて」らしいです。ジェネレーションギャップを取り立てて大きくいうのが老化の証拠らしいので若者の前では平然とした顔で知ったかぶりました。🤭
本日は、前回の続き、「矯正歯科ってどうなれば終わりなの?」という質問に対して詳しくご説明させていただきます。
矯正治療においてまず目指すべきゴール設定が以下の通りなのですが、
① 適切な奥歯の噛み合わせ (AngleⅠ級の臼歯関係を目指す)(以下臼歯関係)。
② ガタガタ(以下叢生)を解除した上で適切な前歯の垂直的、水平的な被り具合(適切なoverjet、overbite)。
③ 上下顎歯列の正中を一致させる。
今回は、その中の③についてになります。
上下顎歯列の正中を一致させるとは?
つまり簡単に言ってしまうと、上顎と下顎の歯ならびの真ん中を一致させるということなのですが、歯の本数は一般的に28本(親知らず除く)であり、歯一本一歩のサイズが標準範囲内である場合、「①適切な奥歯の噛み合わせ」と「②ガタガタを解除した上で適切な前歯の垂直的、水平的な被り具合」が達成されている場合は正中が自然とあってくる場合が多いです。👆
しかし、例えば下顎の骨自体が右側や左側にズレている場合は、歯を傾かせて正中を合わせないといけない場合もあります。骨自体がズレすぎている場合は外科的手術を伴う歯科矯正治療を行わないと正中が合わない場合もあります。💀
次に、歯の本数が合わない場合も正中をどうするか考えなければいけません。下顎の前歯が少ない場合や上顎の前歯が少ない場合(先天欠損、癒合歯)など、歯が少ないので残っているスペース(空隙)や他のガタガタ(叢生)の量をみて、被せ物(クラウン/ブリッジ)や歯科用インプラントを検討したり、場合によっては元々歯が少ない側と反対側の歯を抜くことで左右のバランスを整えるということをご提案する場合もあります!
歯の本数が上下顎左右側でバランスが取れているのに上下顎歯列の真ん中が合わない場合、歯のサイズのバランスの乱れということが考えられます。歯のサイズが左右(または上下顎)で差があるというのは診療していると結構よく見られる状態です。🧐
そういった場合、小さい歯(矮小歯)を虫歯を削った時に歯の代わりになる樹脂「コンポジットレジン」で形を形成したり、サイズ差がわずかな場合には小さい歯とは反対側の歯を削って小さい方に合わせてしまう(ストリッピング/ディスキング/I P R)場合もあります。👆
正中を合わせるために様々な手法をご説明しましたがどの手法においてもメリット・デメリットがありますし、どういった患者さんにも普遍的に適応される訳ではありませんので、細かな場合分けは無料相談の際にお聞きください。患者さんのお口の中の状態や歯の健康状態なども加味して治療方針を決定していきます。🙋🌟
実際にお会いすれば、より詳しいお話ができると思います。
しま歯ならび矯正歯科ではいつでも無料相談にいらっしゃる患者さんをお待ちしております。
もしよろしければ一度いらっしゃって下さいね♪
しま歯ならび矯正歯科 島和弘
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