痛い!歯が染みる原因とその対処法
皆様こんにちは🦷しま歯ならび矯正歯科の歯科助手Gです😊
まだまだ暑い日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか?
夏休みももうすぐ終わりにさしかかるかと思います🍉
私は宿題を前もって終わらせるタイプだったのでこの時期に慌てることはありませんでしたが今必死に答えを書き写しているお子様も多いのではないでしょうか?😜
2025年残りわずかの夏最後まで楽しみましょう🌟
本日は暑い季節にはどうしても食べたくなる冷たいアイスや飲み物…🍦🍹
口に入れた途端ピキン!っと歯が染みることはありませんか?
今回はその歯が染みる原因とその対処法についてお話していきます😊
ぜひ最後までお付き合いくださいね🎶
第1章:はじめに〜「歯が染みる」そのつらさ、わかりますか?
「冷たい水がしみて歯磨きがつらい」「アイスを食べるたびに歯がズキッとする」そんな経験はありませんか?
“歯が染みる”という症状は、日本人の約3人に1人が感じていると言われるほど、非常に一般的なトラブルです。
しかし、「そのうち治るだろう」と放置していると、思わぬトラブルを招くことも。このコラムでは、歯が染みる原因を正しく知り
適切な対処法を理解することで、日常の不快感を和らげるヒントをご紹介します。
第2章:歯が染みるのはなぜ?主な原因を徹底解説👓
「歯がしみる」と一口に言っても、その背後にはさまざまな原因が存在します。正しい対処をするためには、まず原因の特定が非常に重要です。この章では、考えられるすべての原因をできる限り詳しく解説します。
2-1. 知覚過敏(象牙質知覚過敏症)
知覚過敏は、歯が染みる原因として最も多く見られる症状です。
そもそも「知覚過敏」とは?
歯の内部には神経があり、外部からの刺激がそこに伝わることで「しみる」「痛い」といった感覚が起こります。通常、神経は「エナメル質→象牙質→歯髄」という層によって守られています。しかし、何らかの理由でこの保護構造が壊れると、象牙質に存在する「象牙細管」という微細な管を通じて刺激が直接伝わってしまい、しみるようになるのです。
知覚過敏の主な原因
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強すぎる歯磨き:硬い歯ブラシや研磨力の高い歯磨き粉を使ってゴシゴシ磨くと、エナメル質が摩耗し象牙質が露出します。
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酸蝕症(さんしょくしょう):酸性の飲食物によってエナメル質が溶ける現象です。コーラ、レモン、酢の物、スポーツドリンクなどが要注意。
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歯ぎしり・食いしばり:歯に強い圧力が加わることで、歯の先端や根元が摩耗・破損しやすくなります。
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加齢による歯茎の後退:加齢や歯周病で歯茎が下がると、象牙質が露出します。
症状の特徴
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冷たい飲み物や食べ物で染みる
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歯の根元にチクッとした痛み
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甘いものや風などでもしみることがある
2-2. 虫歯(う蝕)
一見小さく見える虫歯でも、内部で神経近くまで進行している場合、歯が非常に敏感になります。特に以下の特徴がある場合は、虫歯の可能性が高いです。
虫歯による染みの特徴
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甘いものを食べたときに特にしみる
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しみる歯が1本だけに集中している
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見た目に黒ずみや穴がある
放置すると歯髄(神経)まで虫歯が達し、激しい痛みや根管治療が必要になる可能性もあります。
2-3. 歯のヒビ割れ(クラックトゥース)
「クラックトゥース症候群」と呼ばれるこの症状は、歯に目に見えないヒビが入っている状態です。冷たいものや噛んだときの力で刺激が神経まで伝わり、しみたり痛んだりします。
原因として多いケース
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硬いもの(氷、ナッツ、骨付き肉など)を噛む
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歯ぎしりの習慣
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過去の歯科治療による歯の構造の弱体化
早期に発見すれば詰め物やクラウンで対応できますが、放置すると割れて抜歯が必要になるケースもあります。
2-4. 歯茎の下がり(歯肉退縮)と歯周病
歯茎が下がると、歯の根元が露出し、象牙質がむき出しになります。これは主に以下の要因で起こります:
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加齢による生理的な歯肉退縮
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歯周病による歯槽骨の吸収
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過度なブラッシングによる歯茎の摩耗
根元がしみやすくなるのが特徴で、歯の根の表面はエナメル質がないため、非常に敏感です。
2-5. 歯科治療後の一時的な知覚過敏
銀歯や詰め物を装着した後、しばらくしみることがあります。これは歯の内部が刺激に敏感になっているためで、多くは1〜2週間で自然に治まりますが、痛みが続く場合は治療の不適合や内部の感染も疑われます。
2-6. ホワイトニングの影響
ホームホワイトニング・オフィスホワイトニングの後に、しみる症状が現れることがあります。これは薬剤が象牙細管を通って神経を刺激するためで、数日以内に落ち着くのが一般的です。ホワイトニング用のジェルやコーティング材で軽減できます。
第3章:セルフチェック!歯が染みる原因を見極めよう
しみる=すぐ歯医者ではなく、まずは自分の症状を観察しましょう。以下のようなチェック項目をもとに、原因の予測が立てられます。
✔ チェックリスト
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冷たい水が染みる → 知覚過敏の可能性
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甘いものが染みる → 虫歯の可能性
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噛むと痛い/しみる → ヒビの可能性
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特定の歯だけしみる → 虫歯 or クラックトゥース
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全体的にしみる → 歯磨きの強さ、酸蝕、ホワイトニングの影響など
症状が数日以上続く場合や、強い痛みを伴う場合は早めに歯科医院を受診しましょう。
第4章:自宅でできる対処法と予防策
「歯が染みる」と感じたら、まず試してほしいのが自宅でできる対策です。すぐに歯科医院に行けないときでも、日常生活で工夫することで症状を和らげることが可能です。
4-1. 知覚過敏用歯磨き粉の活用法
主な成分と効果
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硝酸カリウム:神経への刺激の伝達をブロック
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乳酸アルミニウム:象牙細管を封鎖
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フッ素:エナメル質の再石灰化を促進
おすすめの使用方法:
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毎日朝晩2回、少なくとも2週間は継続使用
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ブラッシング後、口をしっかりすすぎすぎない(成分が残るように)
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歯が特にしみる部分には、直接歯磨き粉を指で塗ると効果的
市販では「シュミテクト」「クリニカPRO」「ガム・デンタルペースト知覚過敏ケア」などが人気です。
4-2. 正しい歯磨きの仕方で歯を守る
間違った歯磨き習慣は、しみる症状を悪化させます。
NG例:
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力いっぱいゴシゴシ磨く
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硬い毛の歯ブラシを使う
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1日に何度も磨きすぎる(過剰清掃)
正しい方法:
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歯ブラシの毛先は「やわらかめ」
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持ち方は「鉛筆持ち」で軽く
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1歯ずつ小刻みに、2〜3本ずつ優しく当てて磨く
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1日2回(朝・寝る前)を目安に
4-3. 酸性食品の摂取を見直す
酸性度(pH)が5.5以下の食品は、エナメル質を溶かす「脱灰(だっかい)」を引き起こします。
特に注意すべき食品:
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炭酸飲料、レモン、グレープフルーツ
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酢を使ったドレッシング、梅干し
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ワイン、スポーツドリンク
ポイント:
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飲食直後は唾液で口の中を中和させ、30分は歯磨きを避ける
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飲み物はストローで飲んで歯に触れにくくする
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食後に水やお茶で口をゆすぐ
4-4. 歯ぎしり・食いしばり対策
無意識のうちに行っている「ブラキシズム(歯ぎしり・くいしばり)」は、知覚過敏の見落とされがちな原因の一つです。
主な対策:
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ナイトガード(マウスピース)を歯科で作成
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日中も上下の歯が接触しないよう意識
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ストレスマネジメント(深呼吸・瞑想・運動)
4-5. 唾液の力を活用しよう
唾液には、口内の酸を中和し、再石灰化を助ける働きがあります。
唾液を増やす方法:
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よく噛む(キシリトールガムが有効)
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水分をこまめにとる
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ガムマッサージや舌のストレッチ
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食事のときは片方でなく両側で噛む習慣
4-6. ホワイトニング・ピーリングの頻度を見直す
美しい白い歯を求めるあまり、ホワイトニングや重曹を使った歯磨きを頻繁に行っている方は要注意です。
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ホワイトニング剤は使用方法を厳守し、専門医の指導を受ける
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重曹など研磨性の高い素材は、週1回程度の利用にとどめる
このように、自宅でできる対策だけでも多くの実践的な方法があります。しみる原因を自分で把握し、日々のケアに取り入れることで、改善や予防が期待できます。
第5章:歯科医院での治療法
症状が強い、またはセルフケアで改善しない場合は歯科医院での治療が必要です。
5-1. 知覚過敏に対する薬剤塗布
フッ素や樹脂系のコーティング材を塗布することで、象牙細管を物理的に封鎖し、刺激を防ぐ治療です。効果は一時的ですが、症状が軽減されます。
5-2. レーザー治療
レーザーによって神経の反応を鈍くする方法。痛みが少なく、知覚過敏の治療として近年注目されています。
5-3. 詰め物・被せ物による修復
歯の一部が削れていたり、虫歯が原因で象牙質が露出している場合には、詰め物や被せ物で保護する処置が有効です。
5-4. 根管治療(神経を取る)
しみる症状が強く、ほかの治療で改善しない場合は、最終手段として神経を除去する根管治療が行われます。しみる痛みはなくなりますが、歯の寿命が短くなる可能性もあるため慎重に判断されます。
第6章:年齢別・性別別に見るしみやすい傾向
6-1. 若年層(10代〜20代)
ホワイトニングや矯正治療による刺激で一時的にしみるケースが多いです。また、清涼飲料水や酸っぱいお菓子などの過剰摂取による酸蝕症も増加傾向。
6-2. 中年層(30代〜50代)
仕事によるストレスから歯ぎしりや食いしばりが原因で知覚過敏を発症するケースが増えます。子育て世代では自分のケアが後回しになるため、虫歯や歯周病も進行しやすいです。
6-3. 高齢層(60代以降)
歯茎の後退や、以前の治療部位の劣化によってしみる症状が現れます。長年の歯磨き習慣や食生活が影響します。
第7章:放置するとどうなる?歯が染みる症状のリスク
「ちょっと染みるだけだし……」と油断していると、以下のような悪影響が出ることがあります。
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虫歯や歯周病の進行を見逃す
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ヒビ割れが進行して歯が割れる
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慢性的な痛みで生活の質が低下
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神経の壊死や感染を招く
しみる症状は「体が発する危険信号」とも言えます。原因に応じた対処を早めに行いましょう。
第8章:まとめ〜正しいケアで、しみない歯を取り戻そう!
この記事では、歯が染みる主な原因と対処法について詳しく紹介しました。
✅ 知覚過敏が最も多いが、虫歯や歯のヒビも注意
✅ 自宅ケアでは、優しい歯磨きと知覚過敏用歯磨き粉が有効
✅ 改善しない・症状が強い場合は、歯科医院での専門的な治療を
しみない快適な毎日を過ごすためにも、日々のケアと早めの対応が大切です。
第9章:第1章~第8章までのまとめ
Q1. 歯が染みるのは虫歯ですか?
A. 虫歯の可能性もありますが、「知覚過敏」の場合もあります。特に冷たいもの、甘いもの、酸っぱいものなどに一時的にしみる場合は知覚過敏のことが多いです。継続的に痛むようであれば虫歯の可能性が高いため、歯科受診をおすすめします。
Q2. なぜ急に歯が染みるようになったのですか?
A. 強い歯磨き、歯ぎしり、歯周病、ホワイトニング後などが原因で歯の表面のエナメル質がすり減り、内部の象牙質が露出することで染みるようになります。
Q3. 知覚過敏は自然に治りますか?
A. 軽度であれば自然に落ち着くこともありますが、症状が続く場合や悪化する場合は、適切な処置が必要です。知覚過敏用の歯磨き粉や、歯科でのコーティング治療などが効果的です。
Q4. 知覚過敏用の歯磨き粉は本当に効きますか?
A. 正しく使えば効果があります。知覚過敏用歯磨き粉には、神経への刺激をブロックしたり、露出した象牙細管を封鎖する成分が含まれています。ただし、すぐに効果が出るとは限らず、数週間は継続使用が必要です。
Q5. 歯医者でできる「歯の染み」対策はありますか?
A. はい、あります。主に以下のような処置が行われます:
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知覚過敏抑制剤の塗布(フッ素、レジンなど)
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歯のコーティング(ボンディング)
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マウスピースによる歯ぎしり対策
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場合によっては神経を取る処置(重度の場合)
Q6. ホワイトニングをしたら歯が染みるようになったのですが?
A. ホワイトニング直後は一時的に知覚過敏になることがあります。通常は数日〜1週間で治まりますが、強くしみる場合は施術間隔をあけたり、専用のケア製品を使用するとよいでしょう。
Q7. 歯が染みるのを予防する方法はありますか?
A. 以下のような日常のケアで予防が可能です:
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やわらかい歯ブラシで力を入れすぎずに磨く
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酸性飲料の過剰摂取を控える
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歯ぎしりを予防するためにマウスピースを使う
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定期的に歯科でチェック・クリーニングを受ける
Q8. 一部の歯だけ染みるのはなぜですか?
A. 一部の歯に限って症状が出る場合は、その歯の詰め物の劣化、虫歯、歯周病、ヒビ(クラックトゥース)などの原因も考えられます。早めに歯科医で診断を受けてください。
Q9. 冷たいものはしみるけど、温かいものでは大丈夫です。これは大丈夫ですか?
A. 一般的に冷たいものにだけ反応するのは知覚過敏の可能性が高いです。ただし、温かいものにもしみるようになると神経の炎症(歯髄炎)などの可能性もあるため、注意が必要です。
Q10. 子どもが「歯が染みる」と言っていますが、子どもにも知覚過敏はありますか?
A. はい、子どもでも強いブラッシングや歯並びの影響で知覚過敏になることがあります。ただし、虫歯や萌出途中の歯の一時的な症状の可能性もあるため、小児歯科での診察をおすすめします。
第10章:最後に〜今から始める歯の健康管理
「歯が染みるくらいで大げさ」と思っていた方も、この記事を通してその重要性に気づいていただけたのではないでしょうか?
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