小児矯正と成人矯正の違い
- 2025年1月17日
- お知らせ
皆様こんにちは🦷
しま歯ならび矯正歯科の歯科助手Gです🐰
近頃インフルエンザやコロナの爆発的流行でご予約がキャンセルになることもしばしば…🤧
手洗いうがいはしっかりと!マスクは可能な限り装着してインフルエンザに負けないように頑張りましょう!!
今回は、当院へ受診される患者さまにも質問が多い「小児矯正と成人矯正の違い」についてお話していきます🤩
是非最後までお付き合いくださいね😊
小児矯正と成人矯正の違いについて
歯ならびや噛み合わせを改善するための矯正治療は、年齢に関係なく多くの人々に利用されています(^^♪
しかし、矯正治療には小児と成人で大きな違いがあります。治療方法や期間、痛み、抜歯の有無などに差があるため
それぞれの特性を理解することが大切です。今回のコラムでは、小児矯正と成人矯正の違いについて詳しくご説明します🤩
【目次】
小児矯正の基本
成人矯正の基本
小児矯正と成人矯正の違い
3.1. 治療開始のタイミング
3.2. 治療期間
3.3. 痛みの感じ方
3.4. 抜歯の有無
3.5. 治療の難易度
矯正治療の適切なタイミング
まとめ
小児矯正の基本
小児矯正の目的
小児矯正は、成長段階にある子供を対象に行われる矯正治療で、歯ならびや噛み合わせの問題を早期に発見し改善することを
目的としています。小児期の矯正治療の最大の利点は、歯や顎の成長をうまく利用して自然に歯ならびを整えることができる点です🙆
早期に矯正を始めることで、将来的に大きな問題を予防できる可能性があります🥳
また、歯ならびや噛み合わせが悪いと歯がすり減りやすくなったり、歯周病や虫歯のリスクが増したりするだけでなく
顔の印象や自信にも影響を与えることがあります。小児矯正は、これらの問題を未然に防ぐためにも重要な役割を果たします✍
何歳から小児矯正を始めるべきか?
小児矯正を始める適切な年齢は、お子様の歯の発育具合や問題の種類によって異なりますが、一般的には 7歳頃 が一つの目安となります。
この年齢で乳歯が永久歯に生え変わり始めるため、歯並びや噛み合わせの問題が顕著に現れやすくなります🤓
この時期に歯科医師によるチェックを受けることで、早期に問題を発見し、治療を開始することができます👧
何歳から矯正治療を始めるべきかの目安
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7歳頃 — 歯の発育が始まり、永久歯が生え始めるこのタイミングで矯正治療を検討します。この年齢で早期に治療を開始することで、成長をうまく活用しながら治療を進められることが多いです。
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5歳〜6歳 — 乳歯が残っている段階でも、顎の発育や歯並びに問題があれば、早期の治療が必要な場合があります。特に、歯ならびの不正や顎の成長のバランスに偏りがある場合は、早期に矯正治療を行うことが有益です。
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12歳〜14歳(永久歯がほぼ生え揃う時期) — この頃は、ほとんどの永久歯が生え揃い、歯ならびの問題が完全に明らかになります。この時期に矯正を始めることも一般的で、成人矯正よりも治療が比較的早く進むことが多いです。
小児矯正の治療法
小児矯正には、さまざまな治療方法があります。年齢や歯の状態によって使用する矯正装置が異なるため
個々の状態に合わせた方法を選ぶことが重要です😸
以下は、代表的な小児矯正の治療方法です。
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急速拡大装置(顎の骨を広げる装置) 顎の成長が不均衡な場合、顎を広げるための装置を使用します。この装置は、顎の骨を急速に広げることで、歯ならび、そして口呼吸の改善を図ります!特に上顎の骨が狭く、歯がならびきれない場合に使われます。
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ヘッドギア、前方牽引装置 ヘッドギアは、出っ歯の症状がある方に適用されます。そして前方牽引装置は受け口の症状がある方に適用されます。どちらも顎の成長を調整するために使用される装置で、当院では就寝時に装着してもらうよう指導しています。
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マウスピース型矯正(インビザラインなど) 成長に合わせたマウスピース型の矯正装置もあります。この装置は取り外しができ、食事や歯磨きの際に取り外せるため、便利で目立ちにくい特徴があります。
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ブラケット装置 上記の治療法で十分な効果が得られない場合や、より精密な調整が必要な場合は、ブラケット(ワイヤー装置)を使用することがあります。これは、歯を確実に動かすために非常に効果的です。
小児矯正の期間
小児矯正の治療期間は、治療開始時の年齢や問題の程度、使用する装置によって異なりますが、一般的には 2〜3年 程度が目安です。成長期をうまく活用できるため、成人矯正に比べて比較的スムーズに進むことが多いです。
小児矯正の治療は、早期治療と呼ばれる段階(7歳頃)からスタートし、その後、永久歯がすべて生え揃う時期(12歳〜14歳)まで段階的に治療を進めていきます。早期に治療を始めることで、成人矯正に比べて治療期間を短縮できることがあるため、定期的な歯科医師によるチェックが重要です。
小児矯正のメリット
小児矯正を早期に始めることで、多くのメリットがあります。特に、歯ならびや噛み合わせの問題を早期に発見し
治療を開始することで、将来的な複雑な治療を避けることができる可能性があります。
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顎の発育を調整できる 歯や顎の成長段階を利用して治療が進められるため、顎の発育を調整することが可能です。これにより、歯ならびを自然に整えることができます。
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複雑な治療を避けられる 成長段階で早期に矯正治療を行うことで、成人期に必要な複雑な治療を避けられることがあります。特に顎のずれや歯が重なっている場合など、早期に矯正を行うことで、将来的な治療を軽減できます。
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自信を持てるようになる 歯ならびが整うことで、お子様は自信を持ちやすくなります。見た目だけでなく、噛み合わせが良くなることで、食べ物がしっかりと噛めるようになり、健康面でも改善が期待できます。
成人矯正の基本
成人矯正の目的
成人矯正は、成長が完了した大人を対象に行われる矯正治療で、主に歯ならびや噛み合わせの改善を目的としています。
多くの人が成人してから矯正治療を始める理由は、外見や健康面の改善を求めているからです。
成人矯正の目的は、単に歯並びを整えることだけでなく、噛み合わせを改善し、歯の健康を守ることにもあります。
成人矯正を行うことで、歯並びや噛み合わせが改善されると、口元が美しくなるだけでなく、正しい噛み合わせによって歯の摩耗や
歯周病を予防することができます。また、歯を正しい位置に戻すことで、顎関節の不調や頭痛の軽減にもつながることがあります🐰
何歳から成人矯正は始められるのか?
成人矯正の治療は、成長が完了した段階で行うため、顎の骨がしっかりと成熟し、治療がより難しくなる点でがあります。
しかし、年齢に制限はなく、20代、30代、さらには40代以降でも矯正治療は行われています。
当院でも50代で治療をされている患者様もいらっしゃいます!
大切なのは、歯ならびの問題や噛み合わせがどれだけ改善可能かを見極めることです。
年齢を重ねることで骨の硬さや歯の動きやすさに違いはありますが、矯正治療によって得られる結果は十分にあります🙆
成人矯正の治療開始に適した年齢
成人矯正を始める年齢に特別な制限はありませんが、一般的に矯正治療を受ける適齢期としては、20代から30代前半が多いです。
この時期は、顎の成長が完了し、骨も固くなり始めますが、まだ歯を動かすことが可能な時期でもあります。
しかし、40代や50代から矯正を始める方も増えており、年齢に関係なく治療を行うことができます🤓
高齢者の矯正治療
近年、高齢者の矯正治療も増えてきています。60代以上でも歯ならびや噛み合わせの改善を希望される方がいます。
年齢が進んでいるからと言って矯正治療ができないわけではありません。
高齢者でも歯や顎の状態に問題がなければ、矯正治療を行うことは可能です。
治療方法や期間、使用する矯正装置などは、個々の状態に合わせたものが選ばれます。
成人矯正の治療法
成人矯正では、主にブラケット(ワイヤー)を使用する方法と、透明なマウスピース型装置を使用する方法があります。
ブラケットは、歯に金属やセラミックの装置を取り付けてワイヤーで調整を行う方法です。
この方法は精密な調整が可能で、どんな歯ならびにも対応できますが、装置が目立つため、外見を気にされる方には
少し抵抗があるかもしれません。
一方、透明なマウスピースを使用する矯正方法では、目立たずに治療を進められます。
この方法は、見た目を気にせず治療したいという方に特に人気です。ですが、ご自宅での自己管理が必要となるため
管理がうまくいかない場合、治療が円滑に進まなくなることもあります🥶
成人矯正の期間
成人矯正の治療期間は、個人差がありますが、一般的に2〜3年程度が目安となります。
成人の顎は成長が完了しているため、骨の動きが制限されており、歯を動かすには比較的強い力が必要です。
そのため、小児矯正に比べると治療期間が長くなる傾向にあります。特に歯ならびが重度である場合や顎の骨の位置に問題がある場合
治療期間が延びることがあります。
成人矯正のメリット
成人矯正には、多くのメリットがあります。もちろん見た目の改善は大きな利点ですが、噛み合わせの改善により
歯の健康を守ることができる点も重要です。正しい噛み合わせは歯への負担を減らし歯の摩耗や歯周病を防ぐことに役立ちます😊
また、噛み合わせが改善されることで顎関節症や頭痛や肩こりなどの症状の軽減が期待できる場合もあります。
歯ならびが整うことで歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病の予防にもつながります🦷
小児矯正と成人矯正の違い
3.1. 治療開始のタイミング
小児矯正は、成長期にある子供を対象に行います。子供の顎の骨や歯の発育段階を考慮し、早期に矯正を始めることができます。
これにより、成長に合わせた自然な治療が可能となり、将来の大きな歯ならびや噛み合わせの問題を予防することができます。
一方、成人矯正は成長が完了した後に行われるため、骨の動きが制限されており、歯を動かすために強い力が必要です。
3.2. 治療期間
小児矯正は成長を利用して治療が進むため、比較的短期間で済むことが多いです。治療期間は2〜3年程度が目安ですが
早期の治療が効果的です。成人矯正は、骨が硬くなっているため治療には強い力が必要となり治療期間が長くなる傾向があります。
特に複雑な症例の場合、治療期間は3年以上かかることもあります。
3.3. 痛みの感じ方
小児矯正は、成長をうまく利用することで比較的軽い力で治療が行えるため、痛みを感じることが少ないことが一般的です。
成人矯正は骨の硬さにより、歯を動かすために強い力が必要となり、そのため痛みを感じやすくなることがあります。
3.4. 抜歯の有無
成人矯正では、治療に必要なスペースを確保するために抜歯が行われることが多いです。
歯が重なり合っている場合や歯の位置が大きくずれている場合には、抜歯が必要になることがあります。
小児矯正では、乳歯や永久歯の発育段階で矯正を行うため、抜歯を避けることができる場合が多いです。
3.5. 治療の難易度
成人矯正は、小児矯正に比べて治療の難易度が高くなることがあります。
成長が終了した後では顎の骨が硬くなるため、歯を動かすためには強い力が必要です。
このため、治療が遅れると問題が悪化し、より複雑な治療が必要になることがあります。
矯正治療の適切なタイミング
矯正治療のタイミングは、歯ならびや噛み合わせの問題を早期に発見することが鍵です。
小児期に矯正を始めることで、治療の進行が早く、軽度の矯正で済むことがあります。歯科医師による早期の診断と治療が重要です。
成人の場合、早期に治療を開始することで、治療期間が短縮されることがあります。
また、年齢を重ねても歯ならびを改善することで、顔の印象が大きく変わり、健康面でもメリットがあります。
まとめ
小児矯正と成人矯正には、治療開始のタイミングや治療期間、痛みの感じ方、抜歯の必要性、治療の難易度など、
さまざまな違いがあります。小児矯正は成長を活用し、比較的早期に治療を開始できるため、治療がスムーズに進みやすいです。
成人矯正は骨の硬さなどから治療が難しく、治療期間が長くなることがありますが、いずれにしても理想的な歯ならびを
手に入れるためには専門的な診断と治療計画が欠かせません。
矯正治療を始めるタイミングについては早期に歯科医師に相談し最適な治療を選ぶことが大切です。
適切なタイミングで矯正治療を受けることで、健康的な歯ならびを手に入れましょう🌞
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