舌癖って何?
- 2025年7月2日
- お知らせ
第1章|はじめに:舌癖(ぜつへき)とは何か?
「舌癖(ぜつへき)」という言葉を聞いたことはありますか?
これはその名の通り、「舌の癖」──つまり、舌の動き方や位置が本来あるべき状態からズレてしまい、口腔や全身にさまざまな影響を及ぼす状態を指します。
多くの場合、舌癖は子どものころに形成され、気づかないまま大人になっても持ち続けてしまうことがあります。代表的な例として、舌を前に突き出す「舌突出癖(ぜつとっしゅつへき)」があり、これは発音や歯並び、食事、さらには姿勢にまで影響を与えることがあるのです。
舌癖は「たかが癖」と侮ってはいけません。
歯列不正(不正咬合)や顎関節症の一因になったり、滑舌の悪さ、呼吸の乱れ、集中力の低下にもつながることがあります。
このコラムでは、舌癖について医療・歯科・言語療法の観点から多角的に掘り下げ、原因や影響、治療法、予防法などを詳しくご紹介します。
第2章|舌癖の種類と特徴
舌癖にはいくつかの種類があり、それぞれに特徴と問題点があります。ここでは代表的な舌癖を3つ取り上げ、そのメカニズムと影響について説明します。
2-1|舌突出癖(ぜつとっしゅつへき)
最もよく見られる舌癖の一つがこの「舌突出癖」です。
これは、飲み込み(嚥下)や発音のときに舌が前方に突き出てしまい、上や下の前歯を押すような動きがクセになっている状態です。
主な特徴:
-
唾を飲み込むときに舌が前に出る
-
発音時(特にサ行・タ行)に舌が前歯の隙間から覗く
-
開咬(上下の前歯が噛み合わない状態)を引き起こす
2-2|低位舌(ていいぜつ)
舌が通常あるべき上顎の定位置(スポット)ではなく、常に下の方に落ちている状態を指します。
この癖は口呼吸や姿勢不良とも関連しており、無意識のうちに続くことでさまざまな悪影響をもたらします。
主な特徴:
-
安静時に舌が下顎や下の歯の裏に触れている
-
口が常に開いている傾向(口呼吸)
-
顎の発達不全、歯列弓の狭窄などに繋がる
2-3|側方突出癖(そくほうとっしゅつへき)
これは舌が左右のどちらかに押し出される癖で、奥歯に不自然な圧力をかけてしまう状態です。
歯列に歪みを生じたり、片方の咬合に負担が集中するなどの問題を引き起こします。
主な特徴:
-
食事中や会話中に片側の奥歯に食い込みやすい
-
顔の左右差(顎のズレ)が見られる場合がある
-
片側だけで咀嚼、偏った筋肉の発達などを伴うことも…
第3章|舌癖が与える影響
舌癖は、単なる「クセ」として見過ごされがちですが、長期的にはさまざまな身体的・機能的問題を引き起こします。この章では、主に以下の3つの観点から舌癖の影響を解説していきます。
3-1|歯並びと咬合への影響
舌は非常に強い筋肉であり、日常的に不適切な方向に力を加えることで、歯列や顎の成長に大きな影響を与えます。
主な影響:
-
開咬(かいこう):舌突出癖によって上下の前歯が噛み合わなくなる。
-
上顎前突(じょうがくぜんとつ/出っ歯):舌の前方圧が常にかかることで、前歯が前に傾斜。
-
叢生(そうせい/ガタガタの歯並び):舌の位置異常により歯列弓が狭くなり、歯が並びきらなくなる。
-
顎関節症のリスク増加:咬合バランスの崩れが顎関節に負担をかける。
3-2|発音・構音障害への影響
舌癖のある人の多くは、発音にも何らかの問題を抱えていることがあります。特に舌先を使う音(サ行・タ行・ラ行)に影響が出やすいです。
よく見られる例:
-
舌が前歯に当たるサ行の「スィー」音
-
「タ・チ・ツ・テ・ト」の不明瞭な発音
-
空気が漏れて「すきっ歯から音が抜ける」ような話し方
幼児期には自然に見られることもありますが、学童期・思春期以降にも持続する場合は、舌癖と構音の再評価が必要です。
3-3|嚥下・呼吸・姿勢への影響
舌癖は、単に「口の中」だけの問題にとどまりません。実は、呼吸の仕方や体全体の姿勢にまで関係しているのです。
嚥下(飲み込み)への影響:
-
舌の前方運動により「異常嚥下パターン」が形成され、正しい飲み込みができない。
-
食べ物をしっかり奥に送れず、嚥下時に表情筋を過度に使う。
呼吸への影響:
-
舌低位癖により、口呼吸が常態化。
-
鼻呼吸ができず、いびき・睡眠時無呼吸の原因になることも。
姿勢への影響:
-
舌の位置が下がっていると、頭が前に出た姿勢(猫背)を取りやすくなる。
-
舌骨・喉頭の位置が低下し、首・肩の筋肉に慢性的な緊張が発生する。
まとめ:舌癖は全身に影響する“隠れた慢性問題
単なる見た目や話し方だけでなく、消化・呼吸・姿勢といった生命維持に関わる重要な機能にまで、舌癖は影響を及ぼす可能性があります。
第4章|舌癖の原因
舌癖は、単なる「悪い癖」ではなく、身体の発達や生活習慣、さらには口腔環境の異常から生まれることが多くあります。この章では、舌癖が起こる代表的な原因をいくつかのカテゴリーに分けて説明します。
4-1|乳幼児期の習慣や環境
舌癖の多くは、実は幼い頃の習慣や成長段階での環境によって形成されます。
主な原因:
-
指しゃぶり・おしゃぶりの長期使用
→ 舌が前に出る動きがクセになり、口腔周囲筋の発達にも偏りが出る。 -
長期間の哺乳瓶使用
→ 舌の筋肉の使い方が適応せず、嚥下や舌位置の乱れにつながる。 -
離乳食の進め方の問題
→ 舌をしっかり使う練習が不足すると、正しい舌の使い方が身につかない。
4-2|口呼吸と鼻づまり
舌癖と非常に深く関係しているのが、「口呼吸」です。本来、舌は上顎(口蓋)の内側にぴったり収まっている状態が正しいポジション(スポット)ですが、口呼吸が常態化していると舌が低位に落ちやすくなります。
主な原因:
-
アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎
→ 慢性的な鼻づまりで、口呼吸が習慣に。 -
扁桃腺やアデノイド肥大
→ 空気の通り道が狭くなり、舌の位置や呼吸パターンに影響。 -
姿勢の悪さ(猫背)
→ 首が前に出ることで舌の位置も下がる。
4-3|舌や口腔の形態的な問題
身体的な構造が原因となる場合もあります。これは「機能」と「形」が密接に関係している典型的なケースです。
よくある要因:
-
舌小帯(ぜつしょうたい)短縮症
→ 舌の裏の筋が短く、正しい位置に舌が届かない。 -
上顎の狭小化
→ 舌が収まるスペースがないため、低位や前方突出になる。 -
乳歯の早期脱落・虫歯放置
→ 噛む機能が弱まり、舌の使い方にも支障が出る。
4-4|習慣的・心理的な要因
舌癖は「無意識」のうちに行われていることが多いため、習慣化してしまうと本人が自覚しにくくなります。
-
ストレスや不安による舌の緊張
-
学校や家庭での姿勢や発音への指導不足
-
無意識下での舌の動かし方の学習ミス
まとめ:原因を知ることが改善の第一歩
舌癖を改善するには、まずその「原因」に気づくことがとても大切です。多くの場合、1つの要因ではなく複数の要因が重なって発症しているため、全体を見てアプローチする必要があります。
第5章|舌癖のチェック方法
「もしかして自分(あるいは子ども)にも舌癖があるのでは?」と思っても、すぐに気づけるものではありません。
舌癖は多くの場合、無意識のうちに行われているため、まずは日常の中で「気づく」ことが何より大切です。
ここでは、自宅でできる簡単なチェック法から、専門的な診断方法までを紹介します。
5-1|自宅でできるセルフチェック👆
自分自身やお子さんの舌癖を見極めるためのチェック項目をいくつかご紹介します。ひとつでも当てはまれば、舌癖の可能性があるかもしれません。
【日常観察チェックリスト】
-
安静時、口がぽかんと開いていることが多い
-
飲み込むときに口元に力が入る(唇や顎が動く)
-
「サ行」や「タ行」の発音が舌足らずに聞こえる
-
舌の先が、前歯の隙間から出ることがある
-
姿勢が悪く、猫背や顎を突き出した姿勢になりやすい
-
寝ているとき、口が開いている/いびきをかく
-
舌が常に下の歯の裏側にあるような感覚がある
【 鏡を使ったチェック】
-
鏡の前で口を軽く閉じ、舌の位置を確認!
-
舌が上顎(前歯のすぐ後ろ)にぴったり付いているのが理想!
-
下に落ちている/動いている/前に出ているようなら要注意!
5-2|子どもの場合のチェックポイント
特に学童期までの子どもは、舌癖に気づきにくい傾向があります。以下のような特徴が見られる場合、舌癖の可能性が高くなります。
-
発音に関する指摘を学校や保育園で受けたことがある
-
食べるのが遅い、こぼす、飲み込むのに時間がかかる
-
前歯が開いている/前に突き出している
-
よく風邪をひく、鼻が詰まりやすい
5-3|専門機関での診断
セルフチェックで気になる点があったら、以下のような専門機関に相談するのがベストです。
● 小児歯科・矯正歯科:
歯並びや口腔の機能を見ながら、舌癖の有無や口腔筋の発達をチェックしてくれます。
● 言語聴覚士(ST):
発音や構音の面からアプローチし、舌の使い方や動きに問題があるかを評価します。
● 耳鼻咽喉科:
口呼吸や鼻づまりが背景にある場合は、呼吸のチェックや治療が必要です。
まとめ:見落とされやすいけれど、気づけば変えられる癖
舌癖は本人が無意識で行っている場合が多く、気づかないまま成長・加齢することもあります。しかし、早い段階で発見すれば十分に改善・予防することが可能です。
第6章|治療・矯正方法
舌癖を改善するためには、舌や口腔の筋肉を正しい使い方に導くことが大切です。治療方法にはいくつかのアプローチがあり、年齢や状態に応じた対策を講じることが必要です。ここでは、舌癖に対する代表的な治療法を紹介します。
6-1|口腔筋機能療法(MFT)
口腔筋機能療法(MFT)は、舌癖や口腔内の筋肉のバランスを整えるための専門的な治療法です。特に、舌の位置や動きに関する筋力を正しくトレーニングし、誤った使い方を修正します。
代表的なMFTの内容:
-
舌の位置の改善
舌を口蓋(上顎)に正しく位置させるトレーニングを行います。 -
嚥下(えんげ)トレーニング
舌が正しい位置で飲み込むことができるよう、食べ物を飲み込む際に意識的な練習を行います。 -
発音練習
特にサ行やタ行の発音を改善するため、舌の使い方を修正します。
MFTの特徴:
-
早期開始が効果的
子どもが小さいうちに始めることで、舌癖を根本から改善できます。 -
歯科矯正との併用が有効
歯並びを整えるための矯正治療と並行して行うことで、より効果的な改善が期待できます。
6-2|歯科矯正との併用
舌癖が原因で歯並びや咬合に問題が生じている場合、歯科矯正が必要になることがあります。舌癖によって歯に圧力がかかり続けるため、歯並びを整えるだけでは不十分な場合があるのです。
歯科矯正治療と舌癖の関係:
-
歯の動きに対する舌の影響を修正
矯正中に舌が誤った位置にあると、矯正器具の効果が薄れることがあるため、舌癖を改善することが重要です。 -
矯正治療とMFTを併用
舌癖を改善することで、歯並びや咬合がより安定しやすくなり、長期的に歯列を保持しやすくなります。
6-3|家庭でできるトレーニング
舌癖の治療は、専門的な治療に加えて家庭でもできるトレーニングを取り入れると効果的です。簡単にできる練習方法をいくつか紹介します。
1. 舌のポジションを意識する練習
-
舌を上顎に軽く押し付ける
舌の先を上の前歯のすぐ後ろ(スポット)にぴったりとつけ、舌をしっかりと上顎に押し当てる練習です。これを何度も繰り返すことで、舌の正しい位置を覚えることができます。
2. 嚥下(飲み込み)練習
-
唇を軽く閉じて飲み込む
食事をする際、舌が前に出ることなく、口を閉じたまま飲み込むように練習します。これを繰り返すことで、正常な飲み込み動作が身につきます。
3. 発音練習
-
タ行・サ行の発音を練習する
発音が不明瞭な場合、鏡を見ながら舌を正しい位置に置いて発音します。舌の先が前歯に触れないように気をつけて、練習します。
4. 口腔筋力を高める練習
-
口を閉じる力を強化
口を閉じたまま、唇を強く閉じたり、口の中で舌を動かす練習を行うことで、口腔周囲の筋力を強化します。
6-4|生活習慣の改善
舌癖を改善するためには、日常生活の中での習慣も大きな役割を果たします。以下の点に注意して、舌癖が再発しないようにサポートしましょう。
日常生活で意識すべきポイント:
-
口呼吸を防ぐ
鼻呼吸を意識的に行い、口呼吸を防ぐことが重要です。口呼吸は舌を低位に引き下げる原因となります。 -
姿勢を改善する
猫背や前かがみの姿勢を改善し、正しい姿勢を保つようにします。これにより、舌が自然に正しい位置に収まります。 -
正しい飲み込みの習慣をつける
食事の際には、舌を前に出さず、きちんと口を閉じて飲み込むことを意識しましょう。
まとめ:治療と改善は一朝一夕ではない
舌癖の改善には時間と根気が必要です。専門的な治療と家庭でのトレーニングを組み合わせ、生活習慣を見直すことで、舌癖の根本的な改善が可能です。
第7章|予防と日常生活のポイント
舌癖は、一度治療したからと言ってそれで完全に解決するわけではありません。舌癖が再発しないように予防策を取り入れることが大切です。また、予防には日常生活での小さな工夫が不可欠です。この章では、舌癖を予防するための日常生活のポイントについて紹介します。
7-1|口呼吸を防ぐ
舌癖の一因として、「口呼吸」が大きな役割を果たしています。鼻呼吸を意識することは、舌の位置を正しく保つためにとても重要です。
予防のためのポイント:
-
鼻呼吸を意識する
鼻が詰まりやすい時期(アレルギー症状や風邪など)には、鼻を通すための対策を取ることが大切です。加湿器を使ったり、鼻うがいや薬を使って鼻づまりを予防しましょう。 -
口を閉じる練習
特に寝ているとき、口を開けないよう意識的に口を閉じる練習を行うことが効果的です。寝る前に軽く口を閉じるようにしてみましょう。
7-2|正しい姿勢を維持する
舌の位置は、身体の姿勢にも大きく影響されます。猫背や前傾姿勢は、舌が低位に落ち込む原因になるため、日常的に姿勢を意識することが予防に繋がります。
予防のためのポイント:
-
背筋を伸ばす
座るときも立つときも背筋を伸ばして姿勢を正しく保つようにします。スマホやパソコンを使う際も、肩を丸めず、視線が自然に前を向くように心がけましょう。 -
適度なストレッチ
長時間同じ姿勢でいると、肩や首がこわばり、舌の位置に悪影響を与えることがあります。こまめにストレッチをして筋肉をリラックスさせ、良い姿勢を保つようにします。
7-3|食事と飲み込みの習慣を見直す
食べ物を飲み込む際、舌が前に出ることがないように注意が必要です。特に、子どものうちから「飲み込みの習慣」を身につけることが重要です。
予防のためのポイント:
-
口を閉じて飲み込む
食事をするときは、口を閉じた状態でしっかりと飲み込むことを意識しましょう。舌が前歯に触れたり、前に出たりしないよう注意します。 -
食事中に小さな口で少しずつ食べる
大きな口を開けて食べることを避け、小さく食べることを心がけましょう。これによって、舌の動きが無理なく自然なものになります。
7-4|舌の位置を意識した生活
舌癖を予防するためには、舌の位置を日常的に意識することが大切です。舌の位置が正しいと、歯並びや口腔内のバランスが保たれやすくなります。
予防のためのポイント:
-
舌を上顎に置く
舌の先は常に上顎の前歯の後ろに位置させるようにしましょう。この位置が舌の理想的な場所です。これを日常的に意識することで、舌癖を予防できます。 -
舌を鍛えるトレーニング
舌を強化するための簡単なトレーニングも有効です。例えば、舌を上顎に押し当てた状態で数秒キープする、口を閉じたまま舌で上顎をなぞるなどの練習が有効です。
まとめ:予防は生活の中の小さな工夫から
舌癖を予防するためには、日々の習慣や姿勢を見直すことが重要です。正しい舌の使い方を意識し、生活環境を整えることで、舌癖の発症や再発を防ぐことができます。
まとめ:舌癖の理解と改善への道
舌癖は、無意識のうちに身についてしまうことが多いですが、放置することで歯並びや発音、さらには健康に影響を与える可能性があります。しかし、舌癖は適切な治療やトレーニングによって改善できますし、予防も可能です。
舌癖の特徴と影響
舌癖は、舌が不適切な位置にある状態や、誤った舌の使い方によって引き起こされます。これが続くと、歯並びや発音に悪影響を与えるほか、口腔内の筋肉のバランスが崩れ、咬合不良や口呼吸、姿勢の悪化にも繋がります。
舌癖の原因
舌癖は、乳幼児期の習慣や口呼吸、口腔内の形態的な問題、さらには生活習慣や心理的な要因によって起こります。これらの原因を理解することが、適切な治療や予防に繋がります。
舌癖のチェックと診断
舌癖を早期に発見するためには、日常生活の中で自己チェックや観察を行うことが大切です。特に子どもの場合、周囲の大人が気づくことで早期の対処が可能となります。専門的な診断を受けることで、正確な治療法を選ぶことができます。
治療法と改善のステップ
舌癖を改善するための主な治療法には、口腔筋機能療法(MFT)や歯科矯正治療、家庭でできるトレーニングなどがあります。これらを組み合わせることで、舌癖を効果的に改善し、歯並びや発音を正常に保つことができます。
舌癖の予防
舌癖を予防するためには、口呼吸を避け、正しい姿勢を保ち、舌の正しい位置を意識することが重要です。日常生活でのちょっとした工夫や意識的な習慣が、舌癖の予防に大きな役割を果たします。
舌癖は早期の発見と適切な対策で改善できます。専門的な治療を受けることが最も効果的ですが、日常的な意識や生活習慣の見直しも大切です。舌癖を防ぐために、周囲のサポートや教育も重要なポイントとなります。
舌癖が気になる方や、予防を考えている方は、専門家に相談することをお勧めします。健康な口腔環境を守るために、舌の使い方を見直していきましょう。