口腔習癖(吸指癖とおしゃぶり)
- 2024年10月16日
- お知らせ
皆様こんにちは🦷
新しく入りました、歯科助手のYです!
初めての歯科業界で、分からないことだらけで心臓バクバク(>_<)させながら入職しました。
最近はお仕事にも慣れて来て、充実した毎日を送っております ❁
周りの方たちに助けてもらってばっかりで、まだまだへっぽこですが…
皆様のお役にたてれるように、頑張って行きますので今後ともよろしくお願いします🙏
さて、本日は口腔習癖(吸指癖とおしゃぶり)についてお話していきたいと思います‼
口腔習癖とは
歯列などの形態に悪影響を及ぼし得る、口腔周囲の無意識の動作・口腔機能の異常・習慣のことを指します。口腔習癖の一部は、乳幼児からの摂食嚥下をはじめとする口腔機能の発達過程で身についてしまうと考えられます。👈
口腔習癖の分類と特徴、予測される悪影響について
・吸指癖、物を噛む癖
→開咬(上下の前歯が噛み合ってない)、上顎前突、狭窄歯列(幅が狭い歯列)、叢生(デコボコした歯並び)
・咬爪癖(爪を噛む)
→交叉咬合(噛み合わせが反対になってる)、反対咬合
・吸唇癖、咬唇癖
→上顎前突、開咬、狭窄歯列、下顎前突
・舌突出癖、弄舌癖、咬舌癖
→開咬、上下顎前歯唇側傾斜(出っ歯)
・口呼吸
→開咬、上顎前突、狭窄歯列、叢生
指しゃぶりから吸指癖へ
指しゃぶりは、赤ちゃんの頃に行われる口腔機能の発達過程です。指しゃぶりは生理的な行動ですが、乳幼児期を過ぎても指しゃぶりをする(吸指癖)と歯並びに影響する可能性があります…‼
長期的に吸指癖がある指には、吸いダコやつめの変形が見られることがあります👀
おしゃぶりについて
おしゃぶりは乳幼児期で大活躍する育児アイテムの1つですね 😌
赤ちゃん👶の気持ちを落ち着かせる、お母さんの育児負担を減らす、入眠の手助け、鼻呼吸の促進、口輪筋・舌・顎の成長を促すなど色々な意味があります。
しかし、長期的におしゃぶりを使用してしまうと歯並びに影響するかもしれません(´;ω;`)
乳児嚥下と成人嚥下では、下や顎の動きが変わるのでおしゃぶりの長期使用は乳児嚥下が残存することがあります。離乳食を開始すると、乳児嚥下は徐々に成人嚥下へ移行していきます。🍚
おしゃぶりに関しては、1歳を過ぎたら使用時間を限定的にして、2歳までには使用を中止する、それを超えると歯並びに影響があるかもしれません。
口腔習癖への対応
①指しゃぶり防止用マニキュア
→指しゃぶり防止用マニキュアは、たくさん種類があります。指しゃぶりだけではなく、咬爪癖やおもちゃの誤飲を防ぐ役割もあります。💅
個人差はあると思いますが、1回の使用でやめることのできない子供には継続したアプローチが必要になってきます‼
②他人からの指摘
お母さんやお父さんからではなく、関係性の薄い他人から「まだおしゃぶりしているの⁇」と指摘してもらう方法です。😯
子ども本人の明確な「止めたい」という意思があるうえで行います。5.6歳ごろの子供は、まだ社会的行動範囲が狭く関わる人が限られてきます。親や兄弟、祖父母、友達、幼稚園・保育園、小学校の先生など社会的行動範囲内の人たちからの指摘は、甘えがあるからか、真剣に受け止めなかったり、逆に頑なな態度を示すことがあります。
なので、関係性の薄い人から指摘してもらうと効果があるかもしれません。👄
今お話した2つの方法以外にもたくさんあると思います。
口腔習癖をやめるようにアプローチすることは、子供によっては「言われなくてもわかってる」「やめようと思ってた」などとストレスに感じることもあります…
子どもの性格なども考慮して、子どもにあった方法を見つけてあげて下さい😊
参考文献:はじめての小児の口腔機能・形態・成長/安田章太
当院のホームページはコチラ↓
【公式】しま歯ならび矯正歯科|堺市の矯正歯科 (shima-ortho-clinic.com)
予約フォームはコチラ↓