フッ素について
- 2022年7月15日
- お知らせ,歯科知識,予防・メインテナンス
こんにちは!しま歯ならび矯正歯科の歯科助手Gです(^^)/🌟
皆さんも1度は聞いたことがあるであろう「フッ素」、虫歯予防になる!と歯医者さんで塗布された経験がある方も多いのではないでしょうか?具体的にどんなものか知らない患者様も多いと思われます…(‘ω’)
今回はそんな「フッ素」について詳しくお話ししていきます!ぜひ最後までお付き合いください♪
まず初めに虫歯になる過程から簡単にお話します!
①食べ物・飲み物の摂取でそれに含まれる糖分と口腔常在菌のミュータンス菌が結びつきネバネバとした歯垢になる
②歯垢から酸が発生!この酸は硬いエナメル質(歯の表面)を溶かして穴をあけていきます。
これが虫歯のはじまりとなります。
では、これに対し「フッ素」は歯にどのような効果をもたらしてくれるのかお話ししていきます(^^♪
フッ素・・・電気陰性度は4.0で全元素のなかで最も大きく、化合物中では常に-1の酸化数を取る。単体は通常、二原子分子のF2として存在する。常温常圧では淡黄褐色で特有の臭いを持つ気体。非常に強い酸化作用があり、猛毒。
Wikipedia参照
実は「フッ素」は化学界では猛毒として扱われています(゚д゚)!
とはいえ、歯磨き粉に含まれていたり歯医者で塗布される「フッ素」はフッ化ナトリウムと言われフッ素とナトリウムが結合した物質となります。
つまり、フッ素単体であると猛毒な気体ですが、ナトリウムと結合し安定した物質となることで体に害なく使用することができるのです☆
もちろんどの食べ物や飲み物でも過剰に摂取すると体に悪影響がでるのと同じで「フッ素」も過剰に摂取すると体に害が出ます。なんでも用法・用量を守って使用することが大切ですね♪
次に「フッ素」の効果について!
主に3つあります(*’ω’*)
①再石灰化する
普段人の口の中は中性ですが、食べ物を食べるたびに酸性になり、また中性に戻るということを繰り返しています。歯は酸に弱く食べ物を食べているその瞬間から歯は溶け出しています。ではなぜその状態から中性に戻すことができろのかというと、唾液中に含まれているカルシウムやりん酸が歯に付着し、溶けだした歯の結晶を補ってくれているからです!このことを再石灰化といいます。
「フッ素」はこの再石灰化を手伝ってくれる救世主なのです☆
②耐酸性
歯の主成分はハイドロキシアパタイトといわれるもので虫歯菌が作り出した酸に弱く溶けだしてしまいますが、「フッ素」が歯に作用するとフルオロアパタイトといわれる非常に酸に強い安定した物質に変わり、酸に溶けにくく故に虫歯になりにくい歯に変わっていきます☆
③抗菌作用
虫歯菌は酵素を作り出して酸を発生させます。その酵素を作り出すのを防ぎ、なおかつ抗菌してくれることで歯を酸からバリアする作用があります☆
この3つの効果のおかげで「フッ素」で虫歯予防ができるのです(*^^)v
ですが、進行した虫歯は「フッ素」だけでは治せません…。ですので、歯医者さんで定期的に診ていただくことが大切となります。(* ̄0 ̄)/
いかがでしたでしょうか!今回は「フッ素」についてお話しました!
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました(*´ω`*)🌠
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