矯正治療でよく使用されるゴムについて解説しております。
子どもの矯正
子どもの矯正
矯正治療には、身体の成長する期間に行う小児矯正(一期治療)と、永久歯が生え揃い身体の成長後に行う大人の矯正(二期治療)があります。 このページでは小児矯正(一期治療)についてご説明します。 一期治療は患者さん各々の成長に合わせて、歯の生える土台である顎骨からしっかり整える矯正を行います。身体の成長を利用しながら上顎と下顎の成長を適正に誘導していくとともに、理想的な舌の位置や呼吸の方法を覚えることでお口の中の調和を整え、理想的な歯ならびと噛み合わせの獲得を目指していきます(すべての歯ならびの問題が小児矯正の適応ではありません)。 噛み合わせが悪いと、お口まわりの筋肉や顎骨、顎関節に悪影響を及ぼすことがあります。 特に、成長期に歯ならびが悪いと、骨格や姿勢の発育にも影響を与え、不均衡な成長をしてしまうこともあります。 小児矯正は、早期に歯ならびの問題を取り除くことで成長過程に生じる様々な悪影響を回避し、お口を正しく成長・発育させるための治療です。 まずは、お口の状態を見せていただき、一人ひとりのお子さんに適した治療プランをご提案させていただきます。お子さんのお口のことで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
お子さんの歯ならびや噛み合わせによって治療開始の時期は異なりますが、1つの目安としては歯の生え変わりが始まる6-7歳とも言えます。しかし、歯ならびや噛み合わせの状態によっては、3-5歳までの早い段階から開始した方が望ましい場合もありますし、小さなお子さんでも無理なくできるアプローチをご提案できる場合もありますので、遠慮なくご相談いただければと思います。
精密検査
診断
検査で採得した資料を分析して、数値に基づいて抜歯が必要かどうか、どういった装置で治療を行うかという治療の方針を患者様と相談して決定します。
混合歯列期の治療(第一期矯正歯科治療) ※成長期前の場合のみ
永久歯列期の治療(第二期矯正歯科治療)
二期治療の必要性を再検査、再診断して検討いたします。精密な歯ならびと噛み合わせを作ります。
保定
矯正治療後の状態を長期間安定させるために行います。
口腔筋機能療法とは、言うならばお口まわりの筋肉(口腔周囲筋)のトレーニングです。
お口まわりの筋肉には唇・頬・舌の筋肉がありますが、それらの筋肉をトレーニングして筋肉のバランスを整えることで、歯ならびや噛み合わせを整えていく方法です。
口腔筋機能療法による理想的な舌の位置は、幼少期の成長誘導から成人期の矯正治療終了後の歯ならびの維持まで大きく影響を与えます。
大人になってしまうと、永久歯が生えそろっており、顎の成長も終えている状態です。 そのため、矯正で歯をきれいにならべるスペースを作るには、抜歯が必要になることがあります。 一方で、子どものうちに矯正を始めれば、まだ顎は成長途中であり、顎の成長を誘導しながらスペースを作れるため、抜歯をせずに矯正ができる場合があります(必ず歯を抜かずに済むという訳ではありません)。
歯ならびが悪く、歯が重なっている部分が多くなると通常の歯磨きでは届かない部分が増えて、磨き残しが増え、歯垢(プラーク)や歯石が溜まりやすくなります。 子どもの頃から矯正治療をすると、虫歯や歯肉炎、将来的に歯周病が起こりにくくなり、お口のトラブルを少なくすることができます。
歯ならびが綺麗だと、歯のことを気にせずに笑えるようになります。 小さい子どものときは歯ならびを気にしていなくても、思春期になるにつれて気になることもあります。早期に矯正をすれば、口もとにずっと自信を持って笑うことができるようになります。
歯ならびは、咀嚼・発音と密接な関係があり、歯ならびを整えることで正しい咀嚼方法が身についたり、綺麗に発音ができるようになります。 例えば、上と下の歯が噛み合わないと、前歯で食べ物を噛み切ることが難しくなります。さらに、前歯が噛み合っていない状態だと発音がしにくくなり、濁音や半濁音などが聞き取りにくくなってしまいます。
矯正器具を装着することで歯磨きが難しくなり、磨き残しから虫歯や歯肉炎になってしまうことがあります。治療開始前から継続して矯正装着後も丁寧に歯磨きを行い、清潔な状態を維持しましょう。
拡大床はレジン(プラスチック)やワイヤーで構成された、取り外し可能な床拡大装置です。装置を徐々に広げていくことで上顎や下顎の歯ならびを広げ、将来的に出来るだけ抜歯をせずに歯をならべるためのスペースを確保します。また、舌を理想的な位置に持っていくためのスペースを作り出す作用も持っています。ゆっくりと押し広げていく治療ですので、発育途中のお子さんに適しています。
急速拡大装置はワイヤーとネジで構成された、固定式の拡大装置です。歯に固定されており、上顎の歯ならびだけではなく骨から拡大することが出来るため、骨の成長が不足している場合や歯が生えるためのスペースが著しく不足している場合に選択されます。上顎の口蓋(天井の骨)は歯ぐきの下では真ん中から左右に分かれており、「正中口蓋縫合(せいちゅうこうがいほうごう)」と呼ばれる「つなぎ目」によってつながっています。急速拡大装置は、このつなぎ目に圧をかけて「つなぎ目」を開き、骨格の幅を広げることで上顎の成長をコントロールします。上顎に急速拡大装置を固定し、自宅で継続的に拡大ネジを回しながら歯列にかかる力を上げていきます。
ヘッドギアは口腔内に装着されるバンド、自分で着脱をするフェイスボウとネックバンドで構成された顎外矯正装置です。ヘッドギアは上顎前突が見られる子どもの治療として使われます。 顎のスペースを作っても歯がならびきらないことがあるため、その場合は別の方法や他の装置を併用して矯正治療を行います。
歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース、プレオルソ)は、シリコン製のマウスピース型矯正装置です。 口腔周囲筋の訓練(筋機能効果)と悪習癖の除去をすることで歯と顎の位置を誘導し、成長や習癖を誘導することができます。悪習癖とは、歯ならびに影響を与える癖や習慣である、口呼吸や異常な飲み込み癖、舌の突出癖などを言います。これらを治療せずに放って置くと、正常な歯列の発達の妨げとなる場合があります。 口腔筋機能療法(MFT)と併用して治療を進めていきます。
リンガルアーチはワイヤーとバンド(指輪のような金属の輪っか状の器具)で構成された、固定式の装置です。 1本から数本の歯を移動させて位置を改善したり、前歯の引っかかりを除去して軽度の反対噛みを改善したりするなどさまざまな用途で使われます。 動かしたい歯の本数や場所などによって、ワイヤーの形や本数が変わってきますので、患者さんのお口の状態に合わせて、装置のデザインを考えさせていただいております。
矯正治療でよく使用されるゴムについて解説しております。
こちらは料金表(税込表示)です。
治療難易度と使用装置によって料金に幅があります。
治療方法別の料金の目安を下記にまとめました。
患者さんごとの料金や詳しい内訳については診断時の資料をご参照ください。
矯正歯科治療は公的健康保険適用外の自費診療です。
項目 | 料金 |
---|---|
初診相談 | 無料 |
共通項目 | 治療の難易度ごとに 装置料が変わります |
装置料 | 総額 | |
---|---|---|---|---|
初診 相談料 |
無料 | + | 70,000円 (税込77,000円) |
115,000円 (税込126,500円) |
精密 検査料 |
15,000円 (税込16,500円) |
|||
診断料 | 30,000円 (税込33,000円) |
項目 | 料金 |
---|---|
初診相談 | 無料 |
精密検査料 | 15,000円 (税込16,500円) |
診断料 | 30,000円 (税込33,000円) |
装置料 | 300,000円 (税込330,000円) |
合計 | 345,000円 (税込379,500円) |
項目 | 料金 |
---|---|
初診相談 | 無料 |
精密検査料 | 15,000円 (税込16,500円) |
診断料 | 30,000円 (税込33,000円) |
装置料 | 380,000円 (税込418,000円) |
合計 | 425,000円 (税込467,500円) |
項目 | 料金 |
---|---|
初診相談 | 無料 |
精密検査料 | 15,000円 (税込16,500円) |
診断料 | 30,000円 (税込33,000円) |
装置料 | 480,000円 (税込528,000円) |
合計 | 525,000円 (税込577,500円) |